【ペットを亡くした時に】ペット葬儀/火葬の流れ・料金相場・納骨に関する基本知識
ページ内にプロモーションが含まれている場合があります。ペットとの出会いは飼い主とペットの幸せの始まりです。お互いが生活を共にする中で、嬉しいこと、楽しいことがいっぱいです。その思い出ひとつひとつが積み重なり、愛情となってゆくものです。
そして、その愛情の最後には、必ず別れがやってきます。ペットと一緒に暮らすと、誰もが「ペットの死」と遭遇します。
自分より早く逝ってしまうと分かっていても、心の準備ができないのがペットとのお別れです。最後のお別れの儀式である「ペット葬儀」を焦らず落ち着いて迎えることができるように、ペット葬儀の流れを詳しい解説とともにご紹介します。
もくじ
ペット葬儀の流れ
ペット葬儀の大まかな流れは「申し込み」・「移動」・「火葬」・「納骨(もしくは返骨)」で構成されています。
葬儀の所要時間
ペットの葬儀で一番時間がかかるのは「火葬」です。火葬時間はペットの種類や体重によって大幅に変わります。
猫や小型犬の場合は1時間ほど、ゴールデンレトリーバーのような大型犬の場合は3時間かかることもあります。火葬場に移動する時間も含めると、ペット葬儀の時間は半日程度をみておくと安心です。
葬儀料金に含まれているもの
多くのペット霊園は、葬儀料金に送迎・火葬・骨壺の料金が含まれています。その他、遺骨ペンダントや納骨堂、位牌作成など、葬儀社によって料金に多彩なサービスを含んでいます。
ペット葬儀の手続きについて
最愛のペットが虹の橋を渡り慟哭の時が過ぎた後は、気がつくと深夜であっても不思議ではありません。
ペット霊園は、24時間電話受付をしているところが多くあります。時間を気にせず、心が穏やかになった時に落ち着いて申し込めます。
申し込みは電話で受け付けている霊園がほとんどです。まずは電話で事情を伝え、火葬の申し込みをしましょう。
送迎サービスについて
葬儀の際の送迎サービスは、ペットと飼い主を一緒に送迎する場合と、遺体のみ送迎で飼い主は別に移動する場合があるので、申し込み時にご確認ください。
ペット葬儀の種類
火葬の申込みには、葬儀の種類を決める必要があります。
立ち合い葬
立ち合い葬儀は、ペットの火葬を最後まで見守ることができる葬儀方法です。人間の葬儀とほぼ同じ内容であり、お骨拾いもしていただけます。
収骨後は住職による読経を行っているペット霊園もあります。立ち合い葬は、ペットの葬儀を最後まで見守りたい方におすすめの葬儀方法です。
個別葬
個別葬儀は、ペットの亡骸を預けて火葬する方法です。火葬はペット単独で行われ、火葬が終わるとスタッフが納骨します。
納骨後は、骨壺は飼い主に返骨されます。個別葬は、遺骨が手元に残しておきたい人におすすめの葬儀方法です。
合同葬
合同葬儀は、他家のペットと一緒に火葬が行われます。受付を済ませばペットとお別れとなりますので、悔いのないようにしてください。
火葬後のお骨は、合同供養塔に埋葬して供養されます。埋葬後の返骨はできませんのでご注意ください。合同供養塔へは、いつでもお参りいただけます。
葬儀で気を付けたいこと
ペットを火葬する時に気を付ける点があります。
色の濃い布類を一緒に火葬すると、まれに遺骨に色が移る場合があります。ペットが生前好きだったものを副葬品に入れる場合は注意が必要です。
また、燃えにくいものは火葬であっても、副葬品に入れていただくことはできませんのでご注意ください。
葬儀料金は?
ペット葬儀の料金は、葬儀内容やペットの種類によって大幅に変わります。料金が決まる目安を簡単にご紹介します。
葬儀内容
葬儀料金は、立ち合い葬が一番高く、料金に様々なサービスが含まれています。
個別葬は、遺骨が手元に残るシンプルな火葬です。
合同葬は火葬やその後の供養をすべてお任せする葬儀方法で、利用しやすい料金設定が魅力です。
ペットの種類
ペットの種類と体重によって葬儀料金は変わります。
小鳥などの小動物が一番安く、大型犬などは料金が高くなります。
ペット霊園の料金の一例
合同葬 | 個別葬 | 立ち会い葬 | |
---|---|---|---|
小動物 | 7000円 | 18000円 | 37000円 |
猫 | 14000円 | 25000円 | 40000円 |
中・大型犬 | 25000円 | 33000円 | 55000円 |
埋葬スペースやその他サービスの追加
埋葬スペースや納骨堂があるペット霊園は、利用料金が発生します。利用料金の多くは立ち合い葬の料金に含まれ、年間の管理料金を必要とします。
ペットの遺骨を粉骨(パウダー化)するサービスや、供花サービス、人間と同様の供養ができる霊園など、ペット霊園によって用意している供養内容は多岐にわたります。
ペット葬儀社を選ぶポイント
ペット葬儀ができる施設は大きく3つの種類に分かれます。
ペット霊園
ペット霊園と呼ばれる供養施設の多くは、ペットの埋葬スペース(もしくは納骨堂) 火葬炉・合同供養塔・待合室・駐車場を確保しています。
納骨堂や埋葬場所へ、定期的にペットの墓参りを訪ねるのであれば自宅から通いやすい場所がおすすめです。
ペット火葬施設
納骨堂や埋葬スペースが無く、ペットの火葬を専門に行っている施設がペット火葬場です。お別れ室と火葬炉の2つのエリアで構成されています。
骨壺は料金に含まれていることが多く、火葬を終えた後はお骨と一緒にご自宅へお帰りいただけます。
移動訪問火葬車
近年増えてきているペット葬儀が移動訪問火葬車です。火葬炉を備えた専用車で、自宅や希望した場所で火葬を行います。駐車スペースがある場所なら、どこでも火葬を行えます。
訪問火葬車は、白やグレーなどの目立たない車種が使われています。周囲の配慮のため、煙やにおいが発生しにくい構造です。近隣の目を気にすることなく、ペットと最後のお別れの時を、穏やかな気持ちで迎える事ができます。
移動訪問火葬車での葬儀の場合も、立ち合い葬・個別葬・合同葬が選択できます。
あれば便利な持ち物
ペット葬儀で持っておくと便利な持ち物をご紹介します。
- ティッシュ …ペットの亡骸の汚れを取ります
- タオル …ペットの体を包んだり拭いたりします
- エコバッグ …お骨と一緒に自宅へ帰る場合、どうしても手荷物が多くなります。エコバッグを忍ばせておくと安心です。
また、暑い時期はドライアイスが便利です。ペット亡骸のおなかの下に入れておくと、夏でも安心です。
ドライアイスはペット葬儀社に相談すると、分けてもらえる場合があります。
人間の葬儀との違い
ペットの葬儀は、人間の葬儀と違って決まったルールがありません。通夜の義務はなく、役所への届け出なども必要ありません。
服装も自由であるため、ペットが生きていた頃の馴染みのある衣服で参列できます。ただし、ペット霊園には人間の霊園と隣接している場所もあります。そういった場所での葬儀には落ち着いた色の衣服を着用しましょう。
人間と全く同じ内容の葬儀を行ってもよいし、飼い主オリジナルの葬儀でもよいのが「ペット葬儀」です。愛したペットに心を尽くして供養をしたいという、飼い主の要望に応えるかたちでペット葬儀は生まれたのです。
ペット葬儀のメリット
ペット葬儀を行うメリットは、火葬というしっかりとしたお別れを行うことによってペットロスの軽減につながることです。
合同供養に申し込めば、飼い主が亡くなった後もペットの供養は霊園が末永く行うので安心です。
愛したペットを最期まで看取り、葬儀によって見送ることができるのが何よりのメリットです。
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