キャンプで泊るなら?テント、コテージ、ログハウス、バンガロー、キャビン、ケビン、ロッジ、ヒュッテを徹底比較!
ページ内にプロモーションが含まれている場合があります。キャンプといえばテントに泊るのが定番ですが、装備の乏しい初心者はなかなかハードルが高いと感じてしまうかもしれません。
そこで活躍するのが、キャンプ場で運営しているコテージやバンガローといった宿泊施設。
しかしコテージやバンガローの違いって何?と問われると、明確な違いを理解している人は少ないかもしれません。
今回はキャンプ場で利用できるコテージやバンガロー、さらにはログハウス、キャビン、ケビン、ロッジ、ヒュッテといった様々な宿泊施設についてご紹介します。
先に一言注意点を述べるなら、コテージとロッジ、バンガローとキャビン(ケビン)などは明確な基準で分かれておらず、キャンプ場のオーナーの独断や思い込みで名前を付けられることが多いです。
そのため、今回ご紹介する内容がどこのキャンプ場においてもその通りに統一されているということは無く、あくまで「一般的にこのような場合が多い」という意味合いでご紹介しています。その点について注意をお願いします。
もくじ
テントとは?
キャンプで使うテントはご想像の通り、骨のポールと布地から成る、簡易的な構造の住居のようなものです。
組立て・分解が容易で、持ち運びに優れたものもあり、簡易的ながらしっかりと風雨を防げるため、多くのキャンパーがテントを使ってキャンプをします。
テントで泊まれる人数
1人用のものから、大きいものだと10人以上が収容可能なものがあります。
テントで1泊する際の費用
テントを購入する場合は、ものによりますが平均2~3万円程度で購入可能です。高価なテントの場合10万円を超えるものもざらにあり、その分頑丈さや機能性といった面で、安価なテントに比べ優れています。
キャンプ場でレンタルする場合は、およそ2,000~3,000円程度の料金で借りることができます。
テントの魅力・メリット
・テントは周囲の環境を身近に感じながら、自然と一体になってキャンプが楽しめます。
・テントは1ルーム型や2ルーム型、ドーム型やハンモック型といった様々な種類があり、使う人に合わせて選べるのが魅力です。
・設営場所を自分で決めて建てられるため、気分や環境によって変えることができます。
テントの注意点・デメリット
・設営や撤収に手間が掛かるため、慣れていないと時間が掛かります。
・気温や天気といった要因に大きく影響されるため、悪天候時などは身体的にも精神的にも辛い場合があります。
・雨で濡れたりした場合、しっかり乾かしてから撤収しないとテントにカビが生える可能性があります。しっかりとしたメンテナンスが必要です。
テントでの宿泊に向いている人
・自分のお気に入りのテントを使いたい人や、ギアを大切にできる人。メンテナンスを苦としない人。
・気温や天気に影響されるため、しっかりとした装備を持っている人。
テントでの宿泊に向いていない人
・整備された環境(温度、湿度、寝具等)でなければ眠れない人。
コテージとは?
コテージはキッチンやトイレ、お風呂といった設備を備えている建物です。もちろんベッドや布団も備えているため、整備された環境でしっかりと体を休めることができるのが特徴です。
コテージで泊まれる人数
小さいと2人分のベッドが設置されているものから、大きいと10人程度が収容可能なものまで、種類は幅広くあります。
コテージで1泊する際の費用
目安として、1人当たり1万円前後で宿泊できます。ただしシーズンによって利用料金を分けているキャンプ場もあり、ハイシーズンは2万円程度まで値上がりすることもあります。
コテージの魅力・メリット
・コテージの1番の魅力は、キッチン・トイレ・お風呂といった人間が生活するための環境が整っていることです。
・気温や天気に影響されにくいため、落ち着いて体を休めることができます。
・キャンプ道具を持っていない人でも、手軽にアウトドアを楽しむことができます。
コテージの注意点・デメリット
・利用料金が少し高いため、何度もキャンプをするという方はテントの方がお得かもしれません。
・設備が古くなっているコテージの場合、雨風はしのげても虫や温度に悩まされるかもしれません。
・宿泊者に対して、タープを張る・焚火をするといったことを制限しているキャンプ場もあるので注意が必要です。
コテージでの宿泊に向いている人
・キャンプ初心者や、たまにしかキャンプをしない人。
・他人と共用のトイレやお風呂を使いたくないという人。
コテージでの宿泊に向いていない人
・自然を存分に味わうためにキャンプをする人。
ログハウスとは?
そもそもログハウスとは建物の構造を指す言葉で、見た目は普通の住宅に近いです。丸太を組み上げた構造になっており、山や森に溶け込んだ風貌をしています。あくまで構造を指す言葉ですので、コテージやバンガローなどと同じ種類の言葉ではありません。
ログハウスで泊まれる人数
ログハウスのコテージの場合は、コテージと同様で2~10名程度です。ログハウスのバンガローの場合は、バンガローと同じで4~6名程度まで収容可能です。
ログハウスで1泊する際の費用
ログハウスのコテージの場合、宿泊費用はコテージと同程度です。「建物構造がログハウスのため利用料金が高い」といったことはあまりないでしょう。
ログハウスの魅力・メリット
・ログハウスの魅力は、一般の住宅に比べて木肌が見えるため、リラックス効果が高いと言われている点です。
・普通の住宅と同じような設備があるため、コテージ同様に整備された環境でアウトドアを楽しめます。
・木に囲まれた生活が体験できます。
ログハウスの注意点・デメリット
・先述したとおりログハウスとは、コテージやバンガローといった「宿泊施設の種類」を指す言葉ではありません。「建物の構造」を指す言葉ですので、コテージやバンガローと同じ種類の言葉ではないことを覚えておきましょう。
・老朽化した施設の場合、ログハウスは壁に隙間や欠けがある場合があります。その場合、外気温に影響されやすいです。
ログハウスでの宿泊に向いている人
・山小屋や北欧の住宅に憧れていて、自然に溶け込んだ施設で宿泊したい人。
・ログハウスの住宅を建築予定の人。
ログハウスでの宿泊に向いていない人
・自分のギアを使って、完全に自然と一体化したキャンプを楽しみたい人。
バンガローとは?
バンガローは一般的に、キッチンやトイレやお風呂といった設備が無く、布団やベッドのみが準備された宿泊施設です。
トイレやお風呂はキャンプ場の共用のものを利用し、食事は屋外で調理することが多いため、利用料金がコテージに比べ安いです。
バンガローで泊まれる人数
建物が小さい場合が多く、2~4人程度を収容します。
バンガローで1泊する際の費用
簡易的な寝床のみの宿泊施設のため利用料金は安く、目安として3,000~5,000円程度に設定されています。
暖房機の利用料が別途必要になる場合があります。
バンガローの魅力・メリット
・利用料が安いため、整備された寝床に安価に宿泊できるのが魅力です。
・気温や天気に影響されにくいため、落ち着いて体を休めることができます。
・キャンプ道具を持っていない人でも、手軽にアウトドアを楽しむことができます。
注意点・デメリット
・トイレやお風呂といった設備は、キャンプ場の共用のものを利用します。
・設備が古くなっているバンガローの場合、雨風はしのげても虫や温度に悩まされるかもしれません。
・バンガロー内で寝袋を使用する人もいるため、キャンプ場によっては布団などの寝具はレンタルの場合があります。
バンガローでの宿泊に向いている人
・テントよりしっかりした寝床で眠りたいが、トイレやお風呂は共用でも構わないという人。
・キャンプ初心者など、テントを持っていない人。
バンガローでの宿泊に向いていない人
・他人の使った布団などに抵抗のある人。
キャビン(ケビン)とは?
キャビンとはバンガローと同じような施設で、ワンルームの小屋のことです。
ケビンと呼ばれることもあり、キャビンは「小屋」を指す英語です。
キッチンやトイレやお風呂が無く、キャンプ場の共用のものを利用する場合が多いです。
キャビンで泊まれる人数
バンガローと同様に2~4人程度を収容します。
キャビンで1泊する際の費用
バンガローと同様に、目安として3,000~5,000円程度に設定されています。
キャビンの魅力・メリット
・利用料が安いため、気軽にキャンプが楽しめます。
・天気や気温に影響されづらいため、安心して眠ることができます。
・テントを持っていない人でも、キャンプを楽しめます。
キャビンの注意点・デメリット
・トイレやお風呂といった設備は、キャンプ場の共用のものを利用します。
・キャビン内で寝袋を使用する人もいるため、キャンプ場によっては布団などの寝具はレンタルの場合があります。
キャビンでの宿泊に向いている人
・テントよりしっかりした寝床で眠りたいが、トイレやお風呂は共用でも構わないという人。
・キャンプ初心者など、テントを持っていない人。
キャビンでの宿泊に向いていない人
・トイレやお風呂は個別のものを使いたいという人。
ロッジとは?
ロッジはコテージとバンガローの中間と位置付けられることが多い宿泊施設です。
明確には決まっていませんが、キッチンやトイレがあり、お風呂は共用のものを利用するパターンが多いです。
キャンプ場のロッジは、ゲレンデの近くで営業されている大型のロッジ(山小屋)とは異なる場合が多いです。
ロッジで泊まれる人数
5名前後でロッジの利用を想定しているキャンプ場が多いです。
ロッジで1泊する際の費用
コテージと同程度の利用料金で設定されていることが多く、目安として1人当たり1万円程度で利用できます。
ロッジの魅力・メリット
・設備が整っているため、ホテルのような感覚で宿泊できます。
・気温や天気に影響されにくいため、悪天候時でも安心して眠れるでしょう。
・キャンプ道具を持っていない人でも、手軽にキャンプを楽しめるのが魅力です。
ロッジの注意点・デメリット
・利用料金が高めに設定されているため、何度もキャンプをする人はテントを購入した方がお得かもしれません。
・お風呂は共用の場合が多いため、他人と同じお風呂を利用することになります。
・宿泊者に対して、タープを張る・焚火をするといったことを制限しているキャンプ場もあるので注意が必要です。
ロッジでの宿泊に向いている人
・たまにしかキャンプをしないため、テントを持っていない人。
・整備された環境でゆっくり眠りたい人。
ロッジでの宿泊に向いていない人
・自分のギア(テント)を使ってキャンプを楽しみたい人。
ヒュッテとは?
ヒュッテは登山をする方なら耳馴染みのある宿泊施設だと思います。高山や高原にある有人の休憩・宿泊施設で、主に登山者に向けてサービスを提供しています。
山小屋とも呼ばれ、登山を兼ねたキャンプをする際には利用する機会があるかもしれません。
ヒュッテで泊まれる人数
ドミトリー形式の区画を1~5人程度で利用する場合や、個別の部屋を2~5人程度で利用する場合など、施設によって営業形態は様々です。
ヒュッテで1泊する際の費用
目安として1人当たり6千円程度で宿泊できます。
ヒュッテでの力・メリット
・登山をする場合は、宿泊して翌日早朝から山に登ることができる。
・ヒュッテを利用することで、日暮れまでに宿泊、もしくは下山できるプランを立てやすい。
・登山で疲労した体を休めることができる。
ヒュッテの注意点・デメリット
・他の登山者と同じドミトリーを利用する場合がある。
・寝具は自分で寝袋を用意しなければいけない場合がある。
ヒュッテでの宿泊に向いている人
・登山やスキーなど、山に登るアクティビティを楽しむ人。
・道中宿泊しなければ、山頂まで辿り着けない山を登る予定の人。
ヒュッテでの宿泊に向いていない人
・登山ではなくキャンプを楽しみたい人。
キャンプの目的に合わせて、宿泊施設を選ぼう
自然と一体になってキャンプを楽しみたい人は、やはりテントに宿泊するのが最適です。しかし、キャンプ初心者でテント泊に慣れていない人や、そもそもテントを持っていないという人は、バンガローやキャビンのように、環境に左右されにくい寝床を利用するのをおすすめします。
他人と共用のお風呂やトイレを使うのに抵抗があるという人は、コテージやロッジを利用するのが良いでしょう。
環境が整っている宿泊施設を利用すれば、それだけ利用料金も高くなります。
年間を通してキャンプに行く回数や、一緒にキャンプに行く相手に合わせて、テント泊か宿泊施設を利用するのかを適宜変えるのが良いかもしれません。
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