初心者におすすめ!キャンプ場の選び方

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昨今のキャンプブームで、巷ではキャンプを始める方が増えています。しかし初めてキャンプをする人は、初心者でも楽しめるキャンプ場はどんなところか分からず、悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、キャンプサイトの種類、選び方、そして初心者に知っておいてほしいマナーをご紹介します。

ライター紹介 アサノダイスケキャンプ歴7年のフリーライター。年間30泊以上キャンプに興じており、愛車には常にキャンプ道具一式を積載。真冬の雪中キャンプ敢行が目下の目標。

キャンプサイトとは?よくあるサイト【9種類】

そもそもキャンプサイトとは、「テントを設置する環境・スペース」を指す言葉です。区画が分かれている・分かれていない、海に近い、山に近い、湖に近いなどの環境によって、サイトの呼び方が変わります。

キャンプ場によくある9種類のサイトをご紹介します。

  1. 区画サイト:隣と区画が分かれており、自分のスペースが確実に確保されている
  2. フリーサイト:常識の範囲内であればテントを建てる場所は自由
  3. オートサイト:車の乗り入れができて、テント確保されている脇に個人用の駐車場が
  4. 高規格サイト:各サイトに電源が設置され、冷房・暖房が使用できる。
  5. ドッグフリーサイト:愛犬とノーリードで過ごすことができる
  6. 林間サイト:山中などの木々に囲まれた林間にあり、夏場は木陰が涼しい
  7. 河原サイト:川を臨む立地のキャンプ場に多く、水辺でキャンプを楽しめる
  8. 湖畔サイト:湖に面して景色が良く、水辺に接近してテントを張れる
  9. 海辺サイト:海辺のキャンプ場に多く、太平洋側は日の出、日本海側は日の入りを楽しめる
メリット デメリット こんな人におすすめ
区画サイト
  • 隣の区画と距離を保てる
  • 自分のスペースが確保できる
  • 予約すれば遅いチェックインも可
  • 比較的狭い、窮屈に感じる
  • 他の区画に侵入しないなど、配慮が必要
  • キャンプ初心者の方
  • 他のキャンパーと距離を置きたい方
フリーサイト
  • 好きな場所にテントを建てられる
  • レイアウトが自由に決められる
  • 地形を活かしたキャンプができる
  • 混雑時は他のキャンパーの位置取りが自分にも影響する
  • プライベートを保ちにくい
  • キャンプ初心者&上級者の方
  • レイアウトを楽しみたい方
オートサイト
  • 荷の積み下ろしがとても楽
  • 愛車と一緒にキャンプが楽しめる
  • 車中泊も楽しめる
  • キャンプ場内を車で走行する際には注意が必要
  • 荷の積み下ろしを楽にしたい方
  • 車中泊をしたい方
高規格サイト
  • 厳冬期のキャンプに暖房が使える
  • 真夏のキャンプで冷房・扇風機などが使える
  • 利用料金が高い
  • 延長コードの準備が必要
  • キャンプ初心者の方
  • 季節に左右されずキャンプをしたい方
ドッグフリーサイト
  • ペットとキャンプを楽しめる
  • 他のキャンパーとペットを通して交流できる
  • ペットに関するルールが多い
  • ペットの動向に気を付けなければいけない
  • キャンプにペットを連れて行きたい方
林間サイト
  • 自然との一体感を楽しめる
  • 木陰が多いため夏場は涼しい
  • 季節による景色の変化が楽しめる
  • 虫や動物と遭遇する事が多い
  • 傾斜や樹木など、環境が大きくキャンプに影響する
  • キャンプで自然を感じたい方
  • 焚火の薪を現地調達したい方
  • 虫取りが好きな子供と一緒の方
河原サイト
  • 川遊びができる
  • 魚釣りが楽しめる
  • 水辺のため夏場は涼しい
  • 大雨後の増水などで、利用できない場合がある
  • 専用ペグが必要な場合がある
  • 川遊びをしたい方
  • 魚釣りをしたい方
湖畔サイト
  • 湖を利用したアクティビティが楽しめる
  • 湖の景色を楽しめる
  • 風を遮るものが無く、強風に晒される場合がある
  • 湖にも増水があり注意が必要
  • 湖を眺めてキャンプしたい方
  • SUPやカヌーなどのアクティビティを楽しみたい方
海辺サイト
  • 新鮮な海の幸を入手しやすい
  • 魚釣りが楽しめる
  • 海で遊べる
  • 湖畔同様、強風に晒される場合がある
  • 砂浜は専用ペグが必要
  • 海を眺めてキャンプしたい方
  • 海でサーフィンなどのアクティビティを楽しみたい方

初心者必見!キャンプ場を選ぶ【10】のポイント

1.自宅からの距離の近さ

自宅からキャンプ場までの距離を確認しましょう。目安として2時間以内に到着できる距離の、キャンプ場を選ぶことをおすすめします。

車で行くキャンプの場合、連続で集中して運転できるのは、およそ2時間前後です。キャンプに行くまでに疲れてしまう事のないよう、遠すぎないキャンプ場を選びましょう。

またキャンプ場は、チェックイン時間を12時~14時に設定している場合が多いです。昼前~正午に出発して、お昼ご飯を食べながらキャンプ場へ向かうのがおすすめです。

時間に追われずキャンプを楽しむためには、自宅から近いキャンプ場を選ぶのが良いでしょう。

2.公共交通機関が使えるか

車を使わずキャンプ場へ行く場合、公共交通機関が使えるキャンプ場がおすすめです。キャンプはどうしても荷物が多くなってしまうもの。大荷物を背負ったまま長時間歩くようなキャンプ場は、到着するまでに体力を消耗してしまいます。

なるべく公共交通機関でキャンプ場まで到着できるのが望ましいです。キャンプ場の側まで公共交通機関が通っているかを確認しましょう。

3.トイレや炊事場などの水回りの清潔さ

水回りが綺麗なキャンプ場は、総じて評価が高いものです。管理人さんの掃除が行き届いている、利用する人のマナーが良いなど、気持ちよくキャンプをするうえで、重要な判断材料になります。

キャンプ場の口コミサイトなどに「水回りが汚い」「掃除が行き届いていない」といった悪い口コミがなければ、概ね満足できる水準か、綺麗な場合が多いです。

キャンプ場を選ぶ際には確認してみましょう。

4.水洗トイレの有無

キャンプ場にトイレは必須と考えましょう。なるべくは水洗トイレが望ましいです。無料のキャンプ場などはそもそもトイレが無い所もあり、キャンプ中に催した場合に大変な目に遭います。

自宅のような快適さをキャンプに求めるのは難しいですが、せめて水洗トイレが利用できるキャンプ場を選ぶようにしましょう。

5.キャンプ用品がレンタルできるか

キャンプ場に到着してから忘れ物に気付いても、レンタルできれば安心です。キャンプ初心者の場合、自前のキャンプ用品が揃ってない方も多いのではないでしょうか。

これから購入するキャンプ用品を見定めるために、あえて最初はレンタルするのもおすすめです。自分のキャンプスタイルにどんなキャンプ用品が必要なのか、じっくり検討するためにレンタルして商品を選ぶのも楽しいですよ。

6.売店が充実しているか

キャンプ初心者の方は、売店が充実しているキャンプ場を選ぶのがおすすめです。キャンプ上級者でも炭や着火剤、薪や飲み物など、準備しても足りなくなる場合があります。

そんな時に売店で入手できる環境であれば、心配なくキャンプを楽しめます。キャンプ場によっては予約をしておけば、BBQ用のお肉や野菜を準備してくれる所もあります。

手軽にキャンプを楽しめるので、利用してみるのをおすすめします。

7.スタッフが常駐しているか

キャンプ中の怪我や事故などが起きた時、キャンプ場にスタッフが常駐していれば、相談に乗ってもらえたり、緊急時にも対応してくれます

毒虫に襲われる、動物に遭遇し襲われる、予期せぬ怪我をしてしまうなど、キャンプ中は何が起こるか分かりません。

アウトドアに慣れているスタッフが常駐しているキャンプ場なら、万が一の際に助けを求められるので安心です。

8.シャワールームの有無

暑い時期のキャンプは汗をかきます。寒い時期は焚火をするでしょう。たちまち着ている衣服は汗や焚火の煙を吸い、全身がくさくなってしまいます。

さっぱり気持ちよくキャンプを楽しむためにも、シャワールームの有無を確認しましょう。温泉施設が近隣にあるキャンプ場などもおすすめです。

せっかくなら遠出をした先のキャンプ場周辺の地元の温泉に浸かれば、思い出にもなりますし、遠出をした疲労もお湯と一緒に流れるでしょう。

9.サイトの地面はどのような種類か(芝・土・砂利・デッキ)

キャンプ場によってサイトの地面の様子は様々です。芝のサイトは晴れている日中はふわふわと柔らかいですが、夜間や朝方は露が降りるので、履物が濡れることを想定しなければいけません。

土のサイトは履物に土が付着し、テント内に土が入り込むこともしばしばあります。小さいもので構いませんので、ホウキを持って行くと便利ですよ。

砂利のサイトペグが差しづらく、そして抜けやすいのが特徴です。河原のサイトなどは地面が砂利の場合が多く、対策をしなければいけません。

ペグはV字型の長いものを用意しましょう。地面に差した際に砂利と接触する表面積が多く、抜けにくいのでおすすめです。デッキのサイトは、キャンプ初心者の方にはあまり向かないかもしれません。

デッキの上にテントを建てるには、デッキ専用の「魚骨ペグ」というものが必要になります。しかし魚骨ペグはデッキ以外の環境では役に立たないため、持っていない方も多いです。

ロープワークで乗り切る方法もありますが、難易度が高いので初心者の方にはおすすめしません。以上の理由からキャンプ初心者の方には、芝・土のサイトがおすすめです。

10.レジャー施設の有無

お子さんを連れてキャンプに行く場合、キャンプ場内もしくは周辺に、レジャー施設があると便利です。大人はキャンプのまったりした時間を楽しめますが、子どもはたくさん動いて遊びたいものです。

レジャー施設があればお子さんもたっぷり楽しめるので、飽きずにキャンプに参加できるでしょう。もちろん大人だってレジャー施設で遊んでも良いのです。

たまには子どもに戻って遊んではしゃぐのも楽しいですよ。

初心者に知っておいて欲しい、キャンプ場の【7】のマナー

1.他人のサイトを横断しない

区画サイト、フリーサイトともに、他人のサイトを横断するのはマナー違反です。キャンプ初心者の方にとってフリーサイトは、どこからが他人のサイトか分かりづらく、誤って横断してしまう事もあるかもしれません。そんな時は素直に謝りましょう

他のキャンパーも怒ることはないはずです。

2.炊事場に道具を置きっぱなしにしない

炊事場を他に使っている人がいなくても、道具の置きっぱなしはやめましょう。本当は使いたいキャンパーがいても、置きっぱなしの道具に遠慮して、使えずにいるかもしれません。公共の場所であるキャンプ場では、自分本位な行動はやめましょう。

3.水回りを独占しない

炊事場と同様に、水回りも独占してはいけません。特に夜や朝方は、顔を洗いたい・歯を磨きたいキャンパーがたくさんいます

長時間独占して、他のキャンパーに迷惑を掛けないようにしましょう。

4.騒ぎ過ぎない

キャンプ場は公共の場であることを忘れてはいけません。特に夜はお酒を飲んで友人と談笑するうちに、ついつい声が大きくなってしまう事もあるでしょう。

しかしその隣では、早く眠りにつきたいキャンパーもいるはずです。声の大きさや音楽は、周りに迷惑を掛けない音量で楽しみましょう

5.ごみを散らかさない

当たり前のことですが、残念ながら出来ていない人が多いのが事実です。キャンプで食べた食材のパッケージや、自分たちで飲んだお酒・ジュースの空き缶など、ごみを分別せずにキャンプ場に放置する行為は、絶対にやってはいけません

それを片付けるのは誰でもない、キャンプ場の管理人さんです。自分勝手にごみを散らかすと、いずれキャンプ場自体を閉鎖する原因にもなります。

マナーの悪いキャンパーは、管理人さんにとって厄介な存在でしかありません。キャンプ場を皆が気持ちよく使えるように、ごみはしっかり片付けましょう

6.木を切るなどの行為で、自然を壊さない

テントを張るレイアウトに枝が邪魔、といった理由で木を切ってしまう人がたまにいます。キャンプというのは自然の中にお邪魔して、自然を楽しむ行為です。

自然を壊すようなことはやめましょう。

7.直火で焚火をしない

直火で焚火をしても良いキャンプ場はかなり少ないですが、焚火は基本的に焚火台を使うのがマナーです。芝の上などで直火の焚火は、絶対にしてはいけません。

植物は焼けてしまうと、再生するまでにとても長い月日が掛かります。直火の焚火だけでなく、高温のもの(薪ストーブ、鍋、火消し壷など)を、芝などの植物の上に置くのもやめましょう

自分に合ったキャンプ場を選んで、マナーを守ってキャンプを楽しもう

キャンプ場選びのポイントと、キャンプをするうえで知っておきたいマナーをご紹介しました。キャンプ場は自分の持っているキャンプ道具によっては、テントが張れないようなこともあります。

道具に合わせて場所を選ぶことも重要ですので、気を付けましょう。マナーについては、他のキャンパー・キャンプ場の管理人さんのことを考えれば、誰でもできることばかりです。他人への思いやりと言っても良いでしょう。

キャンプ場選びもマナーも、キャンプの基本です。基本を守れば、キャンプは必ず楽しめます。自分に合ったキャンプ場を選んで、マナーを守ってキャンプを楽しみましょう。

オトコロドットコムでキャンプ場を検索する方法

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