トランクルームは屋内と屋外、どちらを選ぶべき?メリット、デメリットを徹底比較!
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トランクルームには、屋内型のトランクルームと、屋外型のトランクルームがあります。しかし、利用を考えている方にとっては、どちらを選べばよいか迷うかもしれません。
そこで、トランクルームの屋内と屋外の、それぞれのメリットとデメリットを比較していきます。この記事を読むことによって、それぞれのトランクルームの違いを知り、最適なトランクルーム選びのポイントを押さえることができるようになります。
屋内・屋外問わず、様々なタイプのトランクルームを利用してきた経験を元に、分かりやすく解説します!
もくじ
屋内と屋外のトランクルームを比較
トランクルームは、屋内と屋外の両方のタイプとも、メリットとデメリットを併せ持っています。屋内のトランクルームにするか、それとも屋外のそれにするかを見極めるために、次の9つのポイントが挙げられます。
- 料金
- 立地
- セキュリティ
- 温度・湿度変化(空調管理)
- 運搬サービス
- 防火・防水・耐震性
- 利用時間
- 出し入れのしやすさ
- 清潔さ
ここでは、これらのポイントから、屋内と屋外のトランクルームを比較して、そのメリットとデメリットについて述べていきます。
料金
屋内と屋外では、屋内のトランクルームの方が、全般的に管理コストがかかるために、料金は割高となる傾向があります。料金を抑えてトランクルームを選ぶなら、屋外の方が同じ間取りでも、料金は安く抑えることができます。
立地
屋内のトランクルームは、都市部で多く見られ、駅からも近いところにあり、立地条件の面では優れています。しかし、一般的には狭めの部屋が多い傾向にあり、たくさんの荷物を収納するには向いていません。
一方、屋外のトランクルームは、駅から離れた郊外に多く見られ、車がないと不便なところに位置しています。
立地条件においては、屋内のトランクルームに劣りますが、敷地が広く入口まで車を横付けしやすく、広めな部屋も用意されているため、車を使って大型の荷物やたくさんの荷物を収納するのに向いています。
セキュリティ
屋内のトランクルームは、室内に入る際に、入室のためのカードキーあるいはセキュリティカードを用いて入ります。そのため、部外者が容易に立ち入ることができないため、セキュリティにおいては断然高いです。
一方、屋外では、敷地内に並べたコンテナに、扉を取り付けてレンタルを行っているため、コンテナ自体はむき出しの状態となっています。そのため、外部からの侵入が容易で、いたずらや盗難の被害を受けるリスクが高い傾向にあります。
しかし、屋外のトランクルームの多くは、防犯カメラを備え付けて遠隔監視がなされているため、万が一の場合には、管理会社から利用者に連絡が行くようにはなっています。
温度・湿度変化(空調管理)
屋内のトランクルームは、室内で空調管理が行われているため、1年を通して、温度や湿度が一定です。一方、トランクルームが屋外にある場合、温度や湿度が季節によって左右されやすい傾向にありますが、室内に断熱材を入れたトランクルームも一部にはあり、温度や湿度の変化を抑えているケースもあります。
運搬サービス
屋内のトランクルームの場合、最近ではセルフサービスのタイプが増えてきており、そのほとんどが、建物の全フロアを占めるビルトインタイプや、マンションの一部フロアを用いたタイプです。このようなセルフサービスのところでは、通常エレベーターが備え付けられており、多くの段ボール箱を運搬できるよう、台車も備えられています。
倉庫の一角にあって、スタッフが常駐しているところでは、利用者がコンテナ1基を丸々レンタルする形を取っています。利用者が使用しないときはコンテナを積み上げて、使用する場合は、スタッフがフォークリフトでその利用者のコンテナを運んでくるというシステムです。
また、屋内のトランクルームでは、必要な荷物を自宅までスタッフが車で宅配してくれる「宅配型」のタイプもあります。いっぽう屋外のトランクルームの場合は、スタッフは常駐しておらず、荷物の運搬や宅配といったサービスは行われません。
ほとんどの屋外のトランクルームには、二階建て用に移動式階段が備えられており、一部にはバイクや自転車用にラダーレールを貸し出してくれるところもありますが、運搬については、セルフサービスが基本となっています。
防火・防水・耐震性
防火については、屋内型・屋外型いずれも、放火や不審火による火災のリスクは、少なからずあります。しかし、燃えにくさで言えば、金属製のコンテナや物置で作られた屋外型の方に軍配が上がります。
防水に関しては、建物内にある屋内型の方が、比較的有利です。屋外型に使われるコンテナは、板厚が厚くできているので、簡単に腐食はしませんが、屋外にさらされているため、経年劣化による雨漏りのリスクはあります。
耐震性については、屋内型の場合、建物内に設置されているということもあり、その建物自体が古い場合や耐震設計に不備がある場合は、倒壊のリスクは高まります。
コンテナや物置で作られた屋外型のトランクルームの方が、耐震性は優れています。
利用時間
最近では、屋内型・屋外型いずれも24時間出し入れ可能なトランクルームが主流になってきています。屋内型の場合は、スタッフがいる時間帯のみ出し入れ可能なところも、一部にはあります。
屋外型の場合は、セルフサービスが基本のため、24時間出し入れ可能です。しかし、住宅地に設置されている場合は、深夜・早朝の時間帯の利用は、周辺に配慮する必要があるので、注意が必要です。
出し入れのしやすさ
屋内型の場合「駐車場が離れたところにある」とか「車をトランクルームの入口まで横付けできない」といった点で、不便を強いられます。
駐車スペースがあり、車を入口まで横付けできる、屋外型のトランクルームの方が、荷物の出し入れの点では、断然有利となります。
ただ、2階を使用する際は、移動式階段を昇り降りしながら荷物を出し入れする必要があるため、体力を必要とします。
また、屋内のトランクルームには、必ず照明がついているので、取り出したい荷物をすぐに見つけやすいのですが、屋外のトランクルームの室内は、照明がついておりません。
そのため、夜間や早朝に荷物を取り出す場合には、懐中電灯が必要となります。
清潔さ
屋外にコンテナが露出されている屋外型の方が、チリやホコリ等が入りやすいため、清潔さにおいては、屋内型の方が優れています。
以上につきまして、表にまとめてみました。
屋内 | 屋外 | |
---|---|---|
料金 | 高い | 安い |
立地 | 比較的交通の便が良い | 駅から離れたところが多い |
セキュリティ | 高い | リスクあり |
温度・湿度変化 (空調管理) |
高い | 季節によって左右される |
運搬サービス | エレベーターや台車が備わっている 宅配型のサービスもあり |
移動式階段や一部にはラダーレールを用意してくれるところがあるが、基本的に利用者自身による人力での運搬 |
防火・防水・耐震性 | 防水性は優れているが、建物自体の築年数や構造により、防火・耐震性に影響を及ぼす | 金属製のコンテナが多いので、防火や耐震性には比較的優れているが、コンテナの経年劣化により、防水性に影響を及ぼす |
利用時間 | 24時間利用可能なところが多いが、スタッフ常駐の場合は、その限りではない | 基本的に24時間利用可能だが、立地により近隣住民に配慮する必要あり |
出し入れのしやすさ | 車を部屋の入口のそばまで横付けできない 入館から自分の借りている部屋までたどり着くのに距離がある 照明がついているので、室内は明るい |
車を部屋の入口まで横付けできる 1階は出し入れしやすいが、2階は移動式階段を利用しなければならないので体力を必要とする 照明がついていないので、室内は暗い |
清潔さ | 優れている | 保証できない |
屋内のトランクルームに預けるのに向いているモノ、向いている人
屋内のトランクルームは、空調管理が行き届いており、全体にわたり清潔さが保たれています。セキュリティも高い反面、入室から自分の借りている部屋の扉まで距離があるため、大型の荷物や大量の荷物を出し入れするには向いていません。
ここでは、屋内のトランクルームに預けるのに向いているモノや人について、解説していきます。
屋内のトランクルームに預けるのに向いているモノ
屋内のトランクルームに預けるのに向いているモノは、主に水濡れや湿気によるカビやサビ、温度変化による変形や劣化などが心配されるモノで、あまり大きすぎないモノが中心となります。
布製品
衣類や布団、ぬいぐるみなどは、水濡れや湿気はもちろん、ホコリも大敵です。屋内のトランクルームは、防水性はもちろん、温度と湿度が1年を通して一定で、清潔に保たれているため、これらのものを保管するのに向いています。
紙製品
本・書類から思い出のアルバムや趣味の切手、そしてトレーディングカードに至るまで、これら紙でできているモノも、水濡れや湿気は禁物です。屋内のトランクルームに預けることによって、劣化のリスクを少なくすることができます。
CD・レコード
部屋に収まりきらないCDやレコードも、屋外のトランクルームに預けるには、湿気や温度の変化による変形や劣化に不安があります。やはり、空調管理が行き届いた、屋内のトランクルームに預けるようにしましょう。
おもちゃ・ホビー
電動のパーツや配線・基盤の部分は、湿度や温度の変化に大変弱いです。また金属部のサビだけでなくプラスチックも、湿気や温度変化によって、変色やソリが発生しやすくなります。
大切なコレクションを保管するなら、屋内のトランクルームが適しています。
(小型の)電化製品やAV機器・OA機器
電子レンジや扇風機、ラジカセ、CDコンポ、プリンター、そして液晶モニターのような、比較的小型の電化製品やAV機器、そしてOA機器は、屋内のトランクルームに十分入ります。
リフォームや建て替えなどによる一時的な保管の場合は、屋外型でも差し支えありませんが、長期間の保管の場合は、温度や湿度が一定の屋内型の方が適しています。
非常用品
屋外のトランクルームの保管の場合、ホコリやカビによって衛生状態が悪くなりがちです。また、いくら長期保管可能な非常食であっても、温度変化によって劣化が早まる恐れがあります。
やはり、清潔で空調管理の行き届いた、屋内での環境で保管するのが望ましいところです。
美術品
絵画といった美術品や、その他大切なものを保管するならば、屋内のトランクルームが断然、セキュリティ面において適しています。
ご自身が製作された作品は、近隣のトランクルームでも保管することができます。
ただし、著名な芸術家の作品や高価な作品の場合は、美術品専用のトランクルームがありますので、そちらを利用するようにしましょう。
屋内のトランクルームに預けるのに向いている人
屋内のトランクルームに預けるのに向いている人は、次のとおりです。
預けている荷物の盗難や破損が不安な人
大切な家財やコレクションを保管するために、トランクルームの利用を考えている人にとって、預けている荷物が盗難に遭ったり、いたずらされて壊されたりしてしまわないか、大変不安なことでしょう。
そのように考えている人たちにとって、セキュリティがしっかりしている、屋内のトランクルームの利用は大変向いています。
小さな荷物を頻繁に出し入れする人
屋内型のトランクルームは、交通の便が良いところにあるため、駅や自宅から気軽に立ち寄ることができます。仕事の行き帰りや不意に思い立ったときなどに、ちょっとした荷物を出し入れしたいという人にとっては、大変便利です。
荷物の劣化が気になる人
温度や湿度の変化にデリケートな荷物を預けたいという人にとって、屋内型のトランクルームは、一年中温度や湿度が一定で、劣化する心配がいらないので、安心して利用することができます。
屋内のトランクルームに預けるのに向いていないモノ
屋内のトランクルームは、汚したくない荷物を保管するケースがほとんどです。次に挙げるモノは、大型で持ち運びが面倒なモノや、汚れやすくて周囲を汚してしまうモノ、そして突起部や角が鋭利なために周囲を傷つけやすいモノとなっています。
これらを保管する際には、屋外のトランクルームの利用を考えましょう。
バーベキューセット
バーベキューに使う鉄板は、表面積が広く重量がある上に汚れやすく、しかも運搬中に角で周囲を傷つける恐れがあります。また、大きなポリ袋などでカバーをしても、取りきれない炭やサビ、油分などが、破れた部分から漏れ出てくることがあり、保管中に室内はもちろん、他の荷物まで汚してしまうことがあります。
キャンプ用品
キャンプ用品も、かさばるために室内までの運搬が大変面倒です。バーベキューセット同様、屋外で使用するため、土やホコリなどの汚れが完全に取り除きにくい面があります。
そのため、出し入れ中に周囲を汚したり、傷をつけたりしやすいので、屋内での保管には向いていません。
建築資材
建築業に従事されている方の中には、仕事に関わるモノをトランクルームで保管したいと考えていらっしゃる方は多いでしょう。
現場に出る前の準備やひと仕事終えたときに、屋内のトランクルームでは、トラックやバンから部屋までの距離があるため、荷物の積み下ろしがとても煩わしくなります。
また、屋内のトランクルームは、部屋が狭い傾向にあるため、持ち込んでも入りきらない場合があります。仮に収まったとしても、室内を汚したり傷つけたりしやすいため、屋内のトランクルームには不向きと言えます。
工具類・DIY用品・園芸用品
これらの用品も、おがくずや金属の切り粉、土や泥、そして水分や油分がつきやすく汚れやすいのですが、それらを入れる工具箱も屋外や現場に直置きすることが多いために、汚れやすくなります。
その工具箱を、他の荷物を入れた段ボール箱と並べたり重ねたりすると汚れがついたり、工具箱の重さで下の段ボール箱がつぶれたりしてしまう場合があります。
4輪車用のタイヤ
夏用あるいは冬用のタイヤも、大きさや重量があり、屋内では出し入れに大変手間がかかります。特にSUVで使われるタイヤは、径も大きいだけに、転がしてでないと出し入れできず、手間がかかるだけでなく、室内の床や荷物を汚す恐れもあります。
タンスや棚などの大型の家具
家具といっても、小型のカラーボックス類は屋内のトランクルームに入りますが、サイドボードやタンス、棚といった大型の家具は、収納に向いていません。
運搬に手間がかかるだけでなく、通路や入口が狭いために入らない場合があります。引越しやリフォーム、建て替えなどで一時的な収納を考えているならば、屋外のトランクルームで保管するようにしましょう。
大型の電化製品・AV機器
大画面テレビや古いステレオといった、大型の電化製品やAV機器も、運搬に手間がかかり、他の荷物の収納に苦慮するだけでなく、それ自体部屋に入りきらない場合があります。
一時的な保管の場合は、屋外のトランクルームを利用するようにしましょう。
屋内のトランクルームに預けるのに向いていない人
ここでは、どのような人が、屋内のトランクルームの利用に向いていないかについて解説します。
少しでも費用を抑えたいと考える人
屋外のトランクルームに比べて設備が充実している分、料金は割高となります。
環境面やセキュリティ面で妥協して、屋外のトランクルームの利用を検討しましょう。
きれいに使えない人
約款では特に定められているわけではありませんが、屋内のトランクルームは、皆さん大変きれいに利用しています。
その分、屋内のトランクルームは、汚したりや傷をつけたりすると、大変目立ちやすくなります。
利用されている人たちに不快感を与えかねませんので、きれいに使えない人は、屋内のトランクルームの利用には向いていません。
大きなものを保管したい人
屋内のトランクルームは、駐車場から部屋まで、ある程度距離があり、大きな荷物や重い荷物の出し入れは、大変面倒です。
車を横付けできる、屋外のトランクルームを利用しましょう。
屋外のトランクルームに預けるのに向いているモノ、向いている人
屋外のトランクルームは、気温や湿度の変化に左右されやすく、またセキュリティ面においても不安な面はありますが、利用料が安く、広めの部屋も提供されているので、たくさんの荷物を収納するのに向いています。
また、入口近くまで車を横付けできるため、大きな荷物や、重い荷物の出し入れも大変便利です。
ここでは、屋外のトランクルームに預けるのに向いているモノや人について、解説していきます。
屋外のトランクルームに預けるのに向いているモノ
屋外のトランクルームに預けるのに向いているモノは、主に水濡れや湿気によるカビやサビ、温度変化による変形や劣化などにも耐えられる、比較的大型あるいは重量のあるモノや、屋外で頻繁に利用する汚れやすいモノが中心となります。
ただし、屋外のトランクルームも、室内を汚すと原状回復費用を請求される場合がありますので、床面や壁面を養生するなどして利用するようにしましょう。
仕事や趣味で使う工具類・DIY用品・園芸用品
これらの用品は、切りくずや油分や水分、そしてサビなどによって汚れやすいものです。
しかし、温度や湿度の変化に左右されにくいため、屋外のトランクルームでの保管が適しています。
バーベキューセット
バーベキューセットも、車からの出し入れのしやすさを考慮すると、屋外のトランクルームでの保管が断然適しています。
泥や油、炭、そしてサビがつきやすいため、古新聞紙や大きなポリ袋に入れて、床も養生した上で保管するようにしましょう。
キャンプ用品
キャンプ用品も、車から出し入れしやすい点から、屋外の方が向いています。これらも、泥やホコリなどの汚れが付着しやすいので、袋などに入れて保管するようにしましょう。
スキー・スノーボード用品一式
これらは、屋内での保管も問題ありませんが、ほとんどの方は、車でスキー場に向かわれるかと思います。準備のしやすさや、車への積み込みやすさを考えると、屋外のトランクルームでの保管が適しています。
釣り具
釣りをされる方も、その多くは車を利用されることでしょう。シーズンスポーツやアウトドア用品に比べて、屋内のトランクルームでも持ち運びには苦慮はしませんが、車への積み込みやすさの面では、屋外の方が適しています。
サーフィン用品一式
サーフボードでもショートボードでしたら、屋内のトランクルームでも差し支えないでしょう。しかし、ミッドレングスやファンボード、ロングボードあたりになると、屋内のトランクルームでは、天井の高さには限界があるので、立てかけておくことができません。
屋外のトランクルームで、横に寝かせて保管できる広さの部屋を選べば、車への積み込みやすさの面でも大変便利です。
4輪車用のタイヤ
ある程度の大きさや重さがあるために、積み下ろしのしやすさの面から、屋外のトランクルームでの保管に適しています。
また、泥や小石などが付着しやすいこともあり、床に落ちたそれらをすぐに外に掃き出しやすいところも、屋外のトランクルームの有利な点です。
スポーツ用品
スポーツ用品、特に野球用品は、たくさんの道具を使うため、その置き場所にも苦心されるかと思います。
ボールやバット、そしてグラブといった野球用品を積んで、野球場まで向かうのに、やはり車は必需品です。
汚れやすさや、車への積み下ろしを考えると、屋外のトランクルームが適しています。
チームやサークル単位で利用すれば、これら野球用品を一括で保管でき、出し入れもしやすく、ご自宅での保管で苦慮しなくて済むようになります。
ただし、団体の名義で利用することはできませんので、代表者の名義で利用し、利用料は会費に上乗せするなどして、メンバーから徴収するようにしましょう。
一時的な家財の保管
建て替えやリフォーム、引越しの際、一時的に保管する場合は、屋外のトランクルームの方が、費用面や収容力の面、積み下ろしのしやすさから、大変有利です。
しかし、長期間にわたる保管の場合、湿気によるカビの発生や温度変化による劣化が懸念されますので、あくまでも短期間の保管に留めましょう。
屋外のトランクルームに預けるのに向いている人
屋外のトランクルームに預けるのに向いている人は、次のとおりです。
四輪の免許を持っている人
四輪の運転免許を持っていれば、マイカーを持っていなくても、レンタカーやカーシェアリングを使って、徒歩や自転車あるいはバイクで運べない荷物を運ぶことができます。
屋外のトランクルームを利用する際には、四輪の運転免許は持っていた方がよいでしょう。
屋外での活動が多い人
スキーやスノーボード、サーフィンといったマリンスポーツや、野球などの道具を用いる球技、そしてキャンプやバーベキューといった野外のレクリエーションも、車を利用しての移動が多いことでしょう。
自宅を出発して、トランクルームに立ち寄って荷物を積み込み、目的地へと向かうという使い方ができるようになります。
素早く荷物の出し入れができる人
屋外のトランクルームでは、車を横付けできる共有スペースの広さが、場所によってまちまちです。車を1台横付けするだけで、他の利用者の邪魔になることがあります。
目安としては、15分以内に荷物の出し入れを終えて、引き上げることができる人が、その利用に適しています。
大きな荷物やたくさんの荷物を収納したい人
屋内のトランクルームに比べて、屋外のトランクルームは、広めの部屋が多く提供されています。そのため、大きな荷物やたくさんの荷物を収納したい人に向いています。
ただし、上記で取り上げたように、利用者同士のトラブルを避けるためにも、荷物の出し入れに時間をかけすぎないように注意しましょう。
もしも出し入れに手間がかかるようでしたら、ご家族やお友達に手伝ってもらうようにして、なるべく手短に作業を終えるようにしましょう。
屋外のトランクルームに預けるのに向いていないモノ
屋外のトランクルームは、屋内のトランクルームに比べて、温度や湿度の変化による劣化、ホコリなどによる汚れ、いたずらや盗難のリスクが高い傾向にあります。
次に挙げるモノは、温度や湿度にデリケートなモノや、貴重なモノが中心となっています。
これらを保管する際には、コストが高くついても、屋内のトランクルームを利用しましょう。
着物や毛皮のコート、革製品
これらは、湿気に弱く、カビや虫食いが発生しやすいものです。温度や湿度が一定で清潔な、屋内のトランクルームで保管しましょう。
特に高価なモノの場合は、屋内のトランクルームでも保管できない場合がありますので、保管にあたっては、スタッフの方に相談されることをお勧めします。
衣類・布団などの布製品
これらの布製品も、屋外のトランクルームでの保管ですと、変色やカビ、そして虫食いなどのリスクがあります。
屋外のトランクルームで保管せざるを得ない場合は、ロックして密閉できるプラスチック製の衣装ケースや、布団圧縮袋に防虫剤とともに入れて保管し、室内に湿気取りを置くなどして、リスクを少なくするようにしましょう。
CD・レコード
レコードのジャケットや、CDのインレイ・歌詞カードといった紙製の部分はもちろん、レコードやCD自体も湿気に弱いと言われています。レコードの場合、カビによって盤面の素材まで傷んでしまうと、元に戻らなくなってしまいます。
またCDも、湿気によって記録層の劣化が早まりやすくなります。そのため、もしもトランクルームに保管したい場合は、屋内のトランクルームに保管するようにしましょう。
本・書類・トレーディングカード・切手などの紙製品
紙でできたモノ全般は、変色やカビなどによる劣化が起こりやすいため、屋外での保管には向いていません。
コスト面などでどうしても保管せざるを得ない場合は、衣類と同様、ロックして密閉できるプラスチックのケースに、防虫・防カビ対策を施した上で保管するようにしましょう。
人形
ひな人形や五月人形といったシーズンものの人形や、思い入れがあって捨てられない人形なども、屋外のトランクルームでの保管は、カビや虫食いのリスクがあります。
清潔で、温度・湿度ともに一定の屋内のトランクルームで保管するようにしましょう。
おもちゃ・ホビー
特にモーターや電子部品が使われているおもちゃやラジコン、鉄道模型やゲームソフトは、屋外のトランクルームで保管した場合、サビやホコリによる配線不良や、温度変化による故障のリスクがあります。
また、鉄道模型のような、薄肉で成形された、長細い箱状のプラスチック製品は、温度変化によって激しいソリが発生します。
やはり、温度と湿度が一定な、屋内のトランクルームで保管するようにしましょう。
電化製品・精密機器の長期の保管
建て替えやリフォーム・引越しなどによる一時的なものではなく、電化製品あるいはパソコンなどの精密機器を長期に保管する場合は要注意です。サビや接触不良などによる故障だけでなく、入り込んだホコリなどのせいで、再びコンセントに差し込んだ際に発熱や発火の危険性も高まります。
長期で預けるなら、ホコリの発生しにくい、屋内のトランクルームを利用しましょう。
屋外のトランクルームに預けるのに向いていない人
ここでは、どのような人が、屋外のトランクルームの利用に向いていないかについて解説します。
利用する時間が長すぎる人
共有スペースを車や移動式階段で占拠したまま、荷物の出し入れだけでなく、探し物や荷物の整理などで、あまりにも時間のかかりすぎる人は、利用する際、他の利用者とのトラブルにつながります。
目安としては15分程度の利用に留めて、事前に何をするのか決めておくなどして、計画的に利用するようにしましょう。
体力のない人
特に2階部分を利用する場合、荷物の出し入れを行うために、移動式階段を頻繁に昇り降りしなければなりません。手短に作業を終わらせるためには、てきぱきと片づけることのできる体力が必要です。
運転免許を持っていない人
屋外のトランクルームは、駅から離れたところにあり、利用にあたっては運転免許があった方が望ましいです。特に大きな荷物の出し入れをする場合などは、4輪の免許がないと大変不便を強いられます。
運転免許を持っていない人は、交通の便の良い、屋内のトランクルームを利用し、自転車や公共交通機関の利用でも持ち運びのできる荷物の収納に留めておくようにしましょう。
まとめ
屋内および屋外のトランクルームは、それぞれ一長一短があります。それゆえ、それぞれのトランクルームに預けるのに向いている、あるいは向いていないモノがあり、人がいます。
ご自身のタイプや預けようとする荷物の種類、そして預ける目的を今一度整理して、事前に利用計画を立ててから、最適なトランクルーム選びをするようにしましょう。
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