初心者必見!バイオリンを習うならバイオリン教室!レッスン内容や費用を解説

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オーケストラの花形であり、きらびやかな高音で美しいメロディーを奏でるバイオリン。その華やかさに心惹かれ、自分も弾けるようになりたい!と憧れの気持ちをもつ方も少なくないでしょう。

バイオリンは、早いと2,3歳でスタートする方も多い楽器です。大人になってから始めようとすると、「今からやって上手くなれるの?」「せっかく楽器を買っても、続けられるか分からない。」「バイオリン教室って色々あるみたいだけど、どうやって選んだらいいの?」と不安に思う声をよく耳にします。

今回は、バイオリン教室に通うメリットや楽器を買わなくても済む方法、具体的なバイオリン教室の選び方について紹介します。自分のライフスタイルや目指すゴールに合わせた、憧れのバイオリンライフを手に入れましょう!

ライター紹介 こまち高校・大学・大学院と、9年間音楽科でバイオリンを専攻。高校生の時に、地方の音楽コンクールで2位入賞。レベルの向上や進学にあわせ、3つのバイオリン教室に通った経験あり。

独学ではなくなぜバイオリン教室に通うべきなのか?

バイオリンは独学で極めるにはかなり難しい楽器です。バイオリン教室に通うべき理由を3点紹介します。

正しいフォーム・練習法を教えてもらえる

バイオリンは、左手の指の弦の押さえ方で音程が決まることから、左手のポジションや指遣いに焦点が向けられがちです。しかし美しい音色作りには、右手の使い方が大きく関わっています。

弓の持ち方、右手首の動かし方、弦と弓が直角に接しているかなど、少し角度や力加減を間違えるだけで「ギッ」という汚い音が鳴ってしまうため、美しい音を出すには正しいフォームを知る必要があります。

しかし、バイオリンはクラリネットなど前を向いて演奏する楽器に比べて、左を向いて演奏する楽器であることから、自分のフォームを客観視するのが難しい楽器です。

独学だと手首や肩に余分な力が入るなど悪いクセがついてしまい、直すのにかなりの時間がかかってしまうことがあります。

フィードバックがもらえる

そして誰かに教わる一番のメリットは、自分の演奏に対するフィードバックをもらえることです。音程やリズムの間違いなどはもちろん、より弾きやすくなるためのコツや練習方法をセットで教わることができます。

独学でやみくもに練習するよりも、効率よく着実に上達できるでしょう。

バイオリンをレンタルできる

現在はバイオリンをレンタルできる教室も増えています。バイオリンは決して安価な楽器とは言えず、「続けられるか分からないのに、何万/何十万も払えない。」とためらいがちです。

しかしレンタルであれば購入するよりも費用がかからないためコストを抑えることができます。レッスン時だけでなく、自宅に持ち帰って練習することを認めている教室もあります。

バイオリン教室ではどんなことをするの?

バイオリン教室のレッスン内容

まったく未経験の場合、楽器本体や弓の持ち方からレッスンを始めます。セヴシックやフリマリーといった教本で、フォームや音階の指導を受けます。

運動前の準備体操、ジムで言うと体のほぐし方やストレッチを見ていただくイメージです。最初の内は曲に取り組まず、教本で徹底的に基礎練習をすることが多いです。

単調に感じてしまうかもしれませんが、部活と同じく、ここをいかに地道に練習するかが、後の上達に大きく関わってくるので、踏ん張りどころです!

音大を目指す学生であれば、この後クロイツェルやカールフレッシュ、パガニーニの練習曲などを挟みます。これは重音やスタッカート、左手でのピチカートといった、それぞれのテクニックに特化した練習曲です。

その後は曲の指導に進みます。きらきら星やメヌエット、ガボットなど易しめのクラシック音楽から始めることが多く、「新しいバイオリン教本」などの曲集から、講師と相談しながら選曲します。

憧れの曲があれば、伝えることで「じゃあスタッカートの練習を多くしようか」などメニューを考えてもらえます。思い切って相談してみると良いでしょう。

バイオリン教室に通う頻度

バイオリン教室に通う頻度は週1回~月1回の間で、ご自身のスケジュールに合わせて調整できることが多いです。しかし、バイオリンは他の楽器に比べて、弾かないと音程の感覚や力加減を忘れてしまいやすい楽器だと言われています。

月2回各1時間のレッスンよりも、週1回30分間のレッスンを受講するほうがリセットされにくいので、可能なら短いスパンで何度も通うことをおすすめします。

バイオリン教室の費用目安(授業料、教材費、レンタル費など)

通う頻度によって、レッスン費用も変わってきます。レッスン時間や講師の経歴によってもレッスン代が上下するので、一概には言えませんが、30分のレッスン1回につき3,000円~10,000円ほど幅があります。

地域によって相場も異なるので、複数の教室を比較すると良いかもしれません。

授業料

レッスン費用は、月の回数や時間によって料金が変わります。全国展開している教室の例を見てみましょう。

  • 週1回コース 初級30分8,000円 45分10,000円 60分12,000円
  • 月2回コース 30分6,000円 45分8,000円 1時間10,000円
  • フリータイムコース(レッスン日時を自由に設定できる)30分3,500円 45分4,500円 60分5,500円
  • グループコース(月2回) 60分6,000円

その他、入会金に5,000円、発表会や勉強会参加に3,000円など、別途費用が必要な教室もあります。

教材費

教材費については、自分で購入して用意する教室もありますが、月額2,000円からレンタルしている教室もあります。セヴシックやフリマリーといった教本や曲集は、1冊2,000円弱ほどかかるため、全部自腹で用意するよりも、安価でレンタルできることがあります。

レンタル費

楽器のレンタルは、月額2,000円程度で行っているバイオリン教室があります。楽器店からのレンタルだと、月6,000円もの費用がかかるところもあるので、地域の楽器店とレンタル費用を見比べると良いでしょう。

簡単な曲が弾けるようになるまでの期間の目安

初心者からのよくある質問として、「どのくらい習えば簡単な曲が弾けるようになるの?」というものがあります。レッスンに通う頻度、1日や1週間にどのくらい練習時間を割けるか、楽譜を読むスピードなどによって、上達のスピードは異なります。

特に始めのうちは、力加減の調整が上手くいかないものです。弦に弓毛をこすらせているのに音が出ない、逆に力を入れすぎて「ギギギ」という汚い音が出る、弓の角度の調整ができず2弦を同時に鳴らしてしまう、といったことが起こりがちです。

安定して音が出せるようになり、簡単な曲が弾けるようになるまでにはおおよそ3カ月~半年ほどかかると言えます。

初心者がバイオリンを習うならグループレッスンと個人レッスンどちらがいい?

バイオリン教室は、大きく分けて講師に1対1で教わる個人レッスンと、複数の生徒と共に受講するグループレッスンの2つに形態が分かれます。

個人レッスンとグループレッスンそれぞれのメリットとデメリットについて解説します。

個人レッスンのメリット

個人レッスンのメリットは、以下の3つです。

  • 丁寧なフィードバックをもらえる
  • 自分のレベルに合わせてレッスン内容や曲を考えてもらえる
  • レッスン中に気軽に相談しやすい

個人レッスンは1対1なので、楽器の持ち方から姿勢、手首の動かし方など、細かいところまでしっかり指導を受けることができます。また、グループではレッスン内容や選曲に、他の生徒の進度や都合が関わってしまう場合がありますが、それらを気にせず受講できます。また、レッスン中に分からないことや気になることがあれば、気軽に相談できる点も魅力的です。

個人レッスンのデメリット

一方で、個人レッスンのデメリットは主に以下の2つです。

  • グループレッスンに比べてレッスン費用が高い
  • バイオリン仲間が増えにくいので、続けられるか不安

どうしてもグループレッスンよりは高価になってしまうので、お財布との相談が必要です。また、特に始めたてだと発表会などで他の生徒と顔を合わせる機会も少なく、バイオリン仲間が増えにくいです。一人でモチベーションを保てない方はグループレッスンを検討してもいいかもしれません。

個人レッスンに向いている人

まとめると、個人レッスンに向いているのは以下のような方です。

  • 費用が高くてもいいから、着実に上達したいと考えている人
  • 一人でコツコツ続けられる人


グループレッスンのメリット

バイオリン教室でのグループレッスンのメリットは、主に3つあります。

  • 個人レッスンに比べ、レッスン代が安価
  • 仲間とともに、楽しくレッスンに臨むことができる
  • 慣れてくると、アンサンブルができる場合もある

グループレッスンのメリットは、何と言っても費用が安価であるという点です。例えば、業界で最大手のヤマハ音楽教室では、1回30分の個人レッスンが11,000円~/月であるのに対し、1回60分のグループレッスンは8,800円~/月です。ひと月で約2,000円の差が生まれることを考えると、魅力的に感じます。

また、音楽好きな仲間ができることも嬉しいメリットです。一人ではなかなか続けられなくとも、仲間と切磋琢磨しあいながらであれば、楽しく学ぶことができるでしょう。

グループレッスンのデメリット

逆に、グループレッスンのデメリットとして挙げられるのは以下の2点です。

  • 細かなフィードバックを得にくい
  • 自分の強みや弱点にあわせた曲を選ぶことができない

一斉指導であるため、全体の傾向として「♯ファの音が低くなりがちです」などのフィードバックは得られますが、各々への細かな指導は期待できません。

また、他の生徒の都合や進度もあるので、希望の曲を指導いただけるとは限りません。

グループレッスンに向いている人

まとめると、グループレッスンに向いているのは以下のような方です。

  • とにかく費用を安く抑えたい人
  • アンサンブルを楽しみたい人
  • 一人で続ける自信はないため、仲間が欲しい人

バイオリン初心者の大人が教室を選ぶときのポイント

講師の指導力や演奏力があるかどうか

どれだけ講師本人に輝かしい経歴や確かな演奏力があったとしても、生徒を導く力があるかは別のものです。講師の指導力を確かめるには、発表会や勉強会に行くのが1番です。

大人になってからバイオリンを始めた生徒が何人いるのか、それらの人たちが高い完成度で演奏出来ているのかをチェックすることが一番です。

講師の演奏力を知りたい場合は、東京藝大や京都市立芸術大学などの国公立の芸術大学、桐朋学園大学や東京音楽大学など弦楽器に強い私立音楽大学を卒業していることを目安としてもいいでしょう。

また、学生音楽コンクールや日本音楽コンクール、仙台国際音楽コンクールといったハイレベルなコンクールの受賞歴も指標となるでしょう。

通いやすい場所にあるかどうか

レッスンを予定していた日に、急な予定が入ることもあります。自己都合によるキャンセルだと、振替を用意しない教室や、キャンセル料が発生する教室もあります。レッスン代を無駄にしないためにも、振替レッスンの対応をしている教室であるか確認しましょう。

楽器のレンタルがあるかどうか

先に述べた通り、金銭面の不安から購入に抵抗がある方は、楽器のレンタルもしている教室を選ぶと良いでしょう。楽器店から直接レンタルすることも可能ですが、レッスンに行きがてらメンテナンスをしてもらえたり、楽器の状態からより自分のクセを知ってもらえたりするというメリットがあります。

バイオリン教室に入会する前には体験レッスンに参加しよう!

多くのバイオリン教室では、正規よりも安価で体験レッスンを用意しています。気になる教室があれば一度体験レッスンを受講して、講師の指導を直接受け、相性を確かめることができます。先述したレッスンの振替が可能かどうかなど、質問したいことを事前にまとめておくと良いでしょう。

また、昔に習っていて、姿勢やポジションなどの基礎的な部分は分かっているけれども、「もっとテクニックを磨きたいなあ」「もう一度バイオリンのレッスンを受けたいなあ」という方には、オンラインレッスンもおすすめです。

オンラインレッスンを利用することで、遠方に住んでいる素晴らしい先生のレッスンを受けやすくなり、インフルエンザなど感染症が心配される中でも安心して受講できます。

ご自身の目的や目標に合わせた、ぴったりのバイオリン教室が見つかることを願っています。

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