新たなペット預かりサービスとペットホテルの違いを徹底比較!
ページ内にプロモーションが含まれている場合があります。旅行や出張などで家を空ける際、ペットを連れて行けない場合は誰かにペットのお世話を頼まなければなりません。近年は、ペットシッターや個人宅にペットを預ける「ペット版民泊」のようなものなど、いくつかの新しいペット預かりサービスが登場し、多様化しつつあります。
これらのサービスは、以前から広く利用されてきたペットホテルと何が違うのでしょうか?
今回は、近年利用が増えている新しいペット預かりサービスと従来型のペットホテルとの違いを内容や費用など様々な角度から比べてみます。
もくじ
ペット預かりサービスの種類
近年よく利用されているペット預かりサービスは、大きく3つに分けられます。
それぞれどのようなものなのか概要をご説明します。
- ペットシッター
シッターが自宅に訪問し、ペットのお世話をするサービスです。サービス自体は以前から存在していましたが、近年、スマートフォンなどで簡単にシッターの検索や予約が出来ることから利用者が増えていると言われています。 - 愛犬家、愛猫家の個人宅にペットを預ける「ペット版民泊」
愛犬家、愛猫家個人のお宅にペットを預け、お世話をしてもらうというサービスです。預かる側の登録者数増加に伴い利用者数も増えています。 - ペットホテル
言わずと知れた、ペット専用の宿泊施設です。トリミングサロン、動物病院に併設されているところも多く見られます。
預け先の違いによるサービス内容や費用を検証!
ペットホテルが「ホテル」という専用施設を利用してお世話を行うのに対し、他の2つの預かりサービスは個人の自宅を利用します。
それぞれのサービス内容や費用、メリットとデメリットについて検証してみました。
ペットシッターについて
ペットシッターのサービス内容
留守中に飼い主の自宅でペットのお世話をします。
人間のベビーシッターと異なるところは、散歩や食餌など、頼みたいことだけを派遣されたペットシッターに依頼するという点です。
一般的に、ペットシッターは世話をする時間だけ飼い主の自宅に入り、その他の時間はペットのみで留守番をすることになります。
ペットシッターの預かり期間
飼い主から依頼された時間のみ、世話のために飼い主の自宅を訪問します。1回の訪問は短時間ですが、長期間に渡って依頼することも可能です。
ペットシッターの費用
1時間2000円から3000円程度のところが多く、複数頭依頼する場合には2頭目からは割引になるケースが多く見られます。
猫の追加料金は500円ほど、犬の追加料金は大きさによって異なりますが、1000円から2000円程度です。
ペットシッターのメリット
自宅に来てもらえるため、環境の変化がほとんどなく、留守中のペットのストレスを抑えることが期待出来ます。
また、通常ペットシッターと事前に打ち合わせを行うため、細かい希望まで伝えることが可能です。毎回同じペットシッターに依頼出来るので、長期利用の場合も安心です。
ペットシッターのデメリット
自宅の鍵を預けるため、信頼出来る派遣会社を探す必要があります。
また、飼い主不在の中、知らない人が自宅に入ってくることになるので、ペットが警戒する場合があります。
体調の急変など万が一のときに対応出来ない場合もあります。
愛犬家、愛猫家の個人宅にペットを預ける「ペット版民泊」について
ペット版民泊のサービス内容
近所の愛犬家、愛猫家の自宅にペットを預けるというものです。
毎日飼い主に向けて写真付きのメッセージを送るサービスなどもあります。
ペット版民泊の預かり期間
宿泊、ショートステイ、散歩など預け方にいくつか種類があるようです。
完全に個人の裁量なので、預かり期間は異なりますが、長期間の預かり可能な場合もあります。
ペット版民泊の費用
1泊あたり平均5000円程度です。ショートステイや散歩のみの場合は2000円から3000円程度が相場のようです。
ペット版民泊のメリット
預かりを行っている登録者数は年々増えているので、近所でペットを預かってもらえる家を比較的簡単に探すことが出来ます。
ペット版民泊のデメリット
預かりに際して厳しく審査を行っている派遣元もありますが、特に基準が設けられていない場合もあり、信頼出来るところを探す必要があります。
預かりを行っている方々は動物のプロではない場合も多く、急病の際には対応出来ないこともあります。また、預け先と自分のペットとの相性もよく確かめなければなりません。
ペットホテルについて
ペットホテルのサービス内容
一般的なペットホテルのサービスは、飼い主からペットを預かり、散歩や食餌の世話、ケージの掃除などを行うものです。
中にはWebカメラを設置しており、飼い主が離れていても様子を確認出来るところもあります。
以前は預かり期間中、動物がずっとケージの中に入れられているホテルが多く見られましたが、最近ではドッグランで遊ぶことが出来るケージフリーサービスなども増えてきました。
ペットホテルの預かり期間
預かり可能な期間はペットホテルによってまちまちです。
料金さえ払えば数か月に渡って預かり可能というところから、1週間~10日以内と預かり期間が決められているところ、シニアの場合は預かり期間が限られているところなど一定の条件があるホテルもあります。
長期預かり専門のホテルもあり、広い部屋で専属のスタッフによるケアを受けられます。
飼い主の入院や家のリフォーム等やむを得ず長期に渡ってペットを預けなければならない場合に利用される方が多いようです。
ペットホテルの費用
猫は一律1泊あたり3000円から5000円程度、
犬は体重ごとに料金が異なることが殆どで、
- 小型犬(5kg未満)
3000円から4000円 - 中型犬(5kgから11kg未満)
4000円から5000円 - 大型犬(11kg以上)
5000円から10000円程度
のところが多いようです。超大型犬を呼ばれる犬種ではさらに料金が上乗せされることもあります。
ペットホテルのメリット
ペットホテルが動物病院に併設されている場合は、
感染症対策として、
- 2週間前までにワクチンを打ってあること
- ノミ・ダニの予防をきちんと行っていること
を預かりの条件としているところが多く見られます。
さらに、事前検査を行い、体調に心配がない動物のみを預かります。他の動物から病気をもらってしまうリスクは他の預かりサービスに比べてかなり低いと考えられます。
専門のスタッフが常駐しているので、常に目が届くという点で安心感があります。また、預けている期間に万が一何かあっても獣医師による処置が受けられるという点でも安心です。
トリミングサロンに併設されたペットホテルでは、預かり期間中にトリミングを受けることも出来ます。
ペットホテルのデメリット
自宅ではない場所に預けられ、他の動物もいる中に置かれるなど環境変化により、ペットにストレスがかかることがあります。
また、週末や連休の予約が取りづらいこともあります。
そのほか、送り迎えの時間が決まっており、朝早く出かける場合や夜遅くに帰宅する場合には、1泊余分に宿泊させなければならないこともあります。
ペットの性格や状況に合った預け先の選択を
新たなペット預かりサービスとペットホテルを比べると、自宅を利用したサービスはペットホテルに比べて預ける時間が比較的自由に設定できることから手軽に利用することが出来ます。
費用もサービスの種類によりますが、事前に検査をしたり、預かり期間が長くなりがちなペットホテルと比べて自宅を利用する預かりサービスの方が安い場合が多いようです。
しかし、安全面や衛生面では、スタッフの目が常に行き届き、病気予防がきちんと行われているペットホテルの方が安心だと言えるでしょう。
どの預かりサービスにも、それぞれメリットとデメリットがあります。ペットの性格や年齢、頭数、預ける期間などによって優先すべきことは変わってきます。
ペットと飼い主双方にとって最もストレスが少ない方法をよく考えて選択することが大切です。
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