ペットロスとは?ペットロスを乗り越え克服するために出来る対策
ページ内にプロモーションが含まれている場合があります。2000年頃から「ペットロス」という言葉が注目を集めはじめ、今ではペットを飼っていない人でもペットロスという言葉を知る様になりました。この記事ではペットロスとは?という疑問や、ペットロスに取れる対策などペットロスについて全般的に解説します。
もくじ
ペットロスとはどういう状態のこと?
ペットロスは、ペットを失ったことが原因で引き起こされる体調不良のことです。代表的な症状は、気力低下・食欲不振・不眠などがあります。
ペットロスの症状は多岐にわたり、ペットロスであることに気が付かない場合も多くあります。
ペットロスは犬や猫などの飼い主が陥りやすいと有名ですが、小鳥をはじめとした小動物との死別でも深刻なペットロスになる場合があります。
ペットロスは乗り越えるもの?
ペットロスは、ペットと暮らした人なら必ずやってくるものです。そして「努力して乗り越える」ものではありません。
一緒に生活を送った家族であるペットが亡くなった時、辛さを感じて体調不良に陥るのは自然なことです。
ペットロスは、ペットに愛情を注いで生活してきたからこそ起きる症状であります。
ペットロスにできる対策は?
ペットロスにできる何よりの対策は「全力で愛情をそそぐ」ことです。ペットの生涯の長さにかかわらず、一日一日を大切に過ごすことで悔いのない見送りができます。
とはいえ、後悔のない生活というのはありえません。ペットロスが少しでも早く終わるためにできる対策をご紹介します。
対策① お葬式をあげる
ペットの埋葬方法は飼い主が自由に決められます。可能であればペットのお葬式をあげることをおすすめします。
火葬という「お別れの儀式」を行うことで、ペットを最後まで見送ることができます。そうすることによって、気持ちに区切りがつき、ペットロスの軽減に繋がります。
ペット火葬の場にペット霊園を併設しているお寺を選択する場合、住職から法話を聞くことができます。普段の日常生活では聞くことがない「命」のお話は、ペットを失った心を癒してくれます。
対策② 悲しみを我慢しない
人は死別などをはじめ、辛い別れを経験すると、深い悲しみと喪失感に陥ります。そして、その辛い状況から抜け出そうと無意識のうちに努力します。
ペットロスが長期化する人の傾向として「悲しみを我慢する・隠す」があります。
ペットに対して「ありがとう」「ごめんね」「もう一度会いたい」などの感情にブレーキを掛けず、しっかりと吐き出して悲しみに浸りましょう。
それはペットに対する供養にも、飼い主の心の癒しにもなります。
対策③ 日常に変化をつける
ペットを失った後の「いつも通りの日常」は、ペットがいなくなったことを痛感する時間です。
部屋の掃除をしたり、普段は通らない道を通ったりと「いつもとちょっと違う日常」を送ってみましょう。
いつもと違う日常はペットを忘れることには繋がりませんが、ペットロスの悲しみは常に心から離れないからこそ変化を取り入れてみましょう。
対策④ 遺品整理は気持ちが落ち着くまで待っていい
対策③でお部屋の掃除をおすすめしましたが、ペットの遺品はペットを思い出す貴重な思い出の塊です。
遺品整理は無理をせずに、心の準備が整うまで待ちましょう。
周囲の理解を得よう
ペットロスの最中は、コミュニケーション能力が低下する場合があります。ペットロスを隠して周囲に接すると誤解を招く危険があります。
信頼できる仲間には、ペットロスであることを伝えサポートを得られると安心です。
喪失の5段階
ドイツの精神学者エリザベス・キューブラー=ロスが提唱した「喪失の5段階」という理論があります。人は死別の辛さを乗り越えるのに否認・怒り・取引・抑うつ・受容の段階を踏むというものです。
これはペットロスも同様とされています。
否認 | 死別を否定する想い |
怒り | 自責や原因への怒り |
取引 | 死なずに済むよう取引を試みる状態 |
抗うつ | 諦めて無気力な状態 |
受容 | すべてを受け入れ次の段階へ |
これらの辛い想いは、すべてペットロスから抜け出すための正常なプロセスです。いつかは必ず「受容」状態となり、ペットと共に過ごした記憶は宝石の思い出となり大切な思い出箱に収納されます。
自覚がなくてもペットロスになる
ペットロスの恐ろしさは「自分がペットロスである」ことに気づかない症状があることです。
- 物忘れがひどくなる
- 突然イライラする
- 悲しくないのに気持ちが沈む
- 集中力が落ちる
これらの症状は、日常の忙しさなどが原因だと思われがちですがペットロスに起因する場合があります。自分はペットロスにはならないだろうと思っている人ほどなりやすいので、注意が必要です。
ペットもペットロスになる!
ペットロスの時に盲点なのが「ペットもペットロスになる」です。多頭飼いの環境で飼育されていたペットは、他のペットに対して、時には飼い主以上の愛情をそそぎます。
文鳥は、ペットロスに陥りやすい動物として有名ですが、犬や猫も共に暮らしたペットが亡くなるとペットロスになります。
仲良しの相手と生き別れを経験した犬や猫は、食欲がなくなり脱毛・嘔吐などの症状が出る場合があります。時には命も落とします。
ペットのペットロスを癒し、再び元気を取り戻せるのは飼い主及び時間の経過だけです。犬や猫と多頭で暮らしている場合は注意を払ってください。
ペットロスの癒しの手段4選
ペットロスを終える手助けになるものを4つご紹介します。
グリーフケア
グリーフケアとは、身近な人を失い不安定な状態となっている人によりそってサポートする癒しケアの呼称です。
グリーフケアは、人間ばかりではありません。共に暮らしたペットを失った悲しみもサポートされます。
グリーフケアには専門知識を持った相談員を在籍している団体があります。自力でペットロスから脱出するのが困難な場合は、こういった機関を利用するのも一つの手段です。
また、ペットロスを専門に扱う日本ペットロスカウンセラー協会も存在します。
似た境遇のブログを読む
同じ辛い経験を持つ人同士がより添うことは、精神的に楽になり回復の癒しになるとされています。
「ペットロス 犬」や「ペットロス 猫」などの検索キーワードからはペットロス経験者の、多くの体験談を読むことができます。
ペットロスの気持ちを和らげる音楽
【犬のうた ~ありがとう~ エイジアエンジニア】
亡き飼い犬への気持ちをダイレクトに綴った歌詞が、ペットロス中の飼い主の涙を誘います。しんみりしすぎない明るく優しいメロディーが、ペットロスの辛い気持ちに優しくよりそいます。
飼い犬への惜しみない愛情が感じられる歌詞は、ペットロスでぽっかりと空いた心を癒してくれます。
ペットロスに共感できる読み物
講談社 ペン太のこと 片倉真二
「人から生まれたわけじゃない。もちろん戸籍だってないけれど その子は間違いなく僕の子だったんだ」第1話冒頭のセリフは、猫だけにかかわらず、犬や小動物などペットと暮らす飼い主から多くの共感を得ました。
飼い猫との出会いから別れを綴ったこの漫画は「ペットとの生活は、ペットロスを大きく上回る幸せを与えてくれる」と大きな反響を呼びました。
講談社のWEBコミックで連載されていた漫画です。現在も無料公開されています。
http://www.moae.jp/comic/pentanokoto/1
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