パソコン教室の宣伝・web集客を徹底解説
この記事では、パソコン教室向けにインターネットを使ったweb集客及び顧客増加の方法を徹底的に解説しています。一通り読んでいただき、できる範囲でも構いませんので、是非実行して集客に結びつけていただければ幸いです。
まず最初に詳しい解説に入る前に、パソコン教室に通ったことのある40名に対して行ったアンケート調査の結果を見ていただきたいと思います。
もくじ
40人にアンケート調査 パソコン教室はどうやって選ぶか?
調査人数:40人
取得方法:インターネットによるアンケート調査
実施日時:2020年10月
パソコン教室を探すとすれば、まず何でどのように探そうとしますか?
81%の人がインターネットを使って検索して探すという結果になりました。その中でも、検索エンジンで「地名+パソコン教室」を検索するのが最も主流のようです。パソコン教室は、他ジャンル(当サイト扱っている教習所や動物病院など)に比べるとインターネットで探す人が多いのが特徴です。
今後、さらにインターネット(WEBマーケティング)の重要性が増してくることが予想されます。
具体的にどのように探すのか?(40人分の回答をそのまま記載しています)
質問「もしこれから新しくパソコン教室を探すとすれば、探し始めから実際に通うの具体的な流れを記載してください。」
地方・郊外・田舎(一般的に車が必要な生活圏)
-
-
- Googleで検索して口コミや評判を集める。良さそうな場所があれば無料体験に参加する。そこで問題なさそうなら通う。
- インターネットで検索をし、パソコン教室に電話をして詳しい料金やプランなどを聞いてから通う
- ネットでパソコン教室を検索→口コミを見る→説明会へ行く→受講するコースを決めて申し込み→パソコン教室へ通う
- ネットで調べて口コミなどをチェックしてから、知人や友人にそうだんする。
- ネット検索→クチコミ評価の高い教室を2~3つにしぼる→周りに通ってる人がいないかリサーチ→いたら聞き込みからの体験教室、いなかったらそのまま体験教室→1番合いそうなところに通う
- フリーペーパーなどで探し、その教室の料金が他の教室の相場と比べて高くないかを調べて決める
- まず、どの分野が自分に向いているかをYouTubeなどを使って調べる。その後、友人を通して自分に合うパソコン教室を紹介してもらいます。
- まずネットで自宅周辺を探して月額料金を調べて自分の能力に見合った教室を探す
- まずは通える範囲内のパソコン教室をインターネットで検索します。体験できるところが多いので、インターネットや電話でまず問い合わせします。教室の説明を聞いたり、体験をしてからの入会になると思います。
- まず携帯で、自分の住んでいる地域名とパソコン教室で検索。検索結果を元に口コミ収集し、良いと思った教室に電話をかけ、見学または体験の予約をし、気に入れば通う。
- 家から近いパソコン教室を調べてどういった授業があるのかを確認する。それから料金等調べる。
- 検索して、体験入学ができる所を探す。体験入学を通して、自分に合っている所か決める
- 検索をして、授業料などの比較、場所を検索しくるまで通えるかなどを調べて、口コミを調べる
- 見かけたところを調べてみてパンフレットもらい見学する。雰囲気が良ければやってみる
- 今は教室に通うよりも、リモートで、自宅で習えるものを探したい。
- 今現在は定年退職しているので資格を必要としていないのでパソコン教室は探していません
- 自宅から近いところを候補に挙げ、その中から料金が高すぎないところを絞りこむ。
- 知人に聞いて自分のレベルアップに応じたコースがありそうだったら問い合わせ。資料を取り寄せて金額・かかる時間などが大丈夫なら受講。
- 地名+パソコン教室で検索→検索結果のパソコン教室の評判を検索→無料体験教室があれば参加
- 普段通勤で通る道にある店舗について口コミなどを調べて電話していってみる。
- 友人や会社の同僚にいいところを知らないか聞くのと自分でも口コミを調べて料金比較してから行動に移します。
都心周辺・地方都市
- Apple Storeから店舗検索する。それから予約を入れる
- インターネットで検索する→評判などを調べる→実際に教室まで行き、外から教室の雰囲気を見る→パソコン教室に申し込む
- インターネットで住んでいる場所、パソコン教室で検索して教室に問い合わせる
- インターネットで低価格で使用出来るパソコン教室を探してパソコンで予約を行います。
- ネットで近所の教室を検索して実際に話を聞きに行きます。数件尋ねて雰囲気が良いところを選びます。
- ネットで検索し、価格よ口コミの確認、それらが良ければ連絡して続きを行う
- ネットで検索し、場所や時間、料金等を調べ、こちらの条件に合うところがあれば、体験や見学等の予約を取り、まず雰囲気や詳しい内容を実際に確認して、良ければ入会する
- ネットで口コミや価格を比較して、通い安い場所の教室があれば、体験レッスンに行ってみて、それで良ければ契約して通う事になります。
- ネットで探す。ある程度の情報が在ると思うので、知人など知っている方から情報を貰うのもありかも。もしくは、良さそうな教室に電話で問い合わせてみるのも良いと思います。
- パソコンで検索→実際に伺い立地等確認→中の様子見→電話をして料金等の説明を受ける。(電話の対応重要)→気に入れば入校
- パソコンで検索後、通いたいスクールに連絡し見積もりをとる。問題なければ入会して通学。
- パソコン教室を検索で見つけて、連絡を取って体験授業を受けた後、入学か否かを決める。
- プログラミング学習にどれだけ力を注いでいるか、ワンツーマンなのか。
- まずネットで場所や値段、プログラムなどを調べてから見学の予約をし、気に入れば入会する。
- まず体験教室に行き、終了後コース内容と金額と利用できる期間を確認し、納得できたら後日契約をする。
- 学びたい内容を自分の中で明確にし、インターネットで自宅から通える範囲のパソコン教室を探し、メールで連絡を取って見学や面談をお願いし、条件が合えば受講を申し込み、実際に通います。
- 地名とパソコン教室で検索→数か所をピックアップ。→電話で問い合わせてみて、感じのよさを比較。→体験を申し込む。→決定する。
- 電話帳(タウンページ)で場所を調べて電話連絡して講座内容の説明を受ける日程を決めて説明を受けて納得出来れば契約して受講する様にします。
- 動画作成をしたい→動画のクオリティを上げたい→調べても不明→パソコン教室を探す
-
自分が通ったパソコン教室を見つけたきっかけは何ですか?
実際に自分が通ったパソコン教室を見つけたきっかけは、ネットからの集客が40%、アナログでの集客が62%になります。これは他のジャンルと比較してアナログでの集客が多い部類に入ります。ただし、「これからパソコン教室を探すとすれば、まず何でどのように探そうとしますか?」という質問には81%の人がインターネットを利用すると回答していることから、新規顧客数を増加させるにはインターネットでの露出を増やすことが重要だということがわかります。
パソコン教室を選ぶ際に1番目に重要視する点はなんですか?
料金とアクセスが最も重要視されています。
具体的に何を重要視しているのか?(40人分の回答をそのまま記載しています)
質問「パソコン教室を選ぶ際に重要視する点について具体的に記載してください。」
地方・郊外・田舎(一般的に車が必要な生活圏)
-
- パソコンはなにを使っているか。
- バソコン教室に通う期間と料金
- パソコン教室は自分で通わなきゃいけないのでアクセスの良さは結構重要視する。
- やはり、講師が自分と合うかが1番です。お互い人間なので、信頼関係を持てる講師が良いです。あと田舎なので近ければ嬉しいです。
- 技術の精度や分かりやすさ
- 教えるために努力し受講生に理解してもらえるようにしているか
- 金額は高いところもあるので、2店舗比較しました。授業スタイルも違ったので、どっちが良いか実際に確認した方が良いと思います。
- 口コミを確認する。その後、駐車場が広いかを確認する
- 講師との相性が悪いと他がどんなに条件良くても続かないので、一番重要視します。アクセスが悪くてもストレスが溜まるので2番目に重要視します。
- 自宅近辺にあり月額料金もなるべく抑えたい
- 自分が負担にならずに通える場所か、車での通学が可能か、交通手当があるか、時間帯、金額、学べる内容、環境コロナ対策してあるか、
- 自分の学びたい事のコースが充実しているか。オンラインで予約や変更ができるか。
- 実際に通っている受講者の数
- 実務経験がある講師の方がいる教室のほうが、詳しいことを教えてくれそうだと思いました。最新の情報を学びたいので、設備が整っているパソコン教室を選びたいです。
- 授業内容のわかりやすさ。
- 習ってみないとわからないが、たくさんサンプル実習をやらせてくれる(ただ話きいているだけではなく)ものがよい。
- 通いやすいかどうかと費用が安いかどうか
- 通いやすいところ。実績があるかないかよりも無料体験したときにどれだけ熱意を持って教えてくれるかを感じさせてくれるところに通いたい。
- 通いやすい場所にあるかどうか。
- 通うのが億劫にならないよう近場であること。
- 料金が適切な値段であるかどうかを重視します。
都心周辺・地方都市
- Javaを学ぶことができ、自分の書いたコードについてアドバイスをもらえる講座で、独学の場合よりも深い理解ができそうだと思えることです。
- コストパフォーマンスがどれだけいいか
- コスパは重要だが、自分のレベルに合わせた指導があれば一番良いです。
- これなら通い続けれそうだというコスパの面と体験して講師の方の知識の深さ わかりやすさ、人柄を見ると思います
- スタッフがどれだけ親身になって教えてくれるのか。
- どのくらいの期間で、どのくらいスキルの得られるのかは重要なポイントです。
- まずは通える金額かどうかと、通いやすい場所かどうか、あと自分が行きたい時間帯で予約が取れるかなど。
- 一人一人の能力や目的に応じて丁寧に指導してもらえること。
- 規模が大きく、実績があり、信頼性があり、自分の身に付くかどうか。
- 講師の教え方や人柄などが自分に合うか
- 講師の方とコミュニケーションを取りやすいかどうか
- 使用料金で育児を行っているので低価格で使用出来るところの方が良いです。
- 自宅から近く日程調整が付きやすい事を重視します。
- 設備面と受講料のバランスがとれているか
- 丁寧に教えて貰える所で、説明会などがある場合なら尚いいと思います。説明会の場で講師の、ある程度説明上手かそうでないのか何となく分かると思いますので。
- 通いやすくないと続けられない
- 通うので、通いやすい場所にあること
- 分からない時のフォロー体制があるか、またゴールを明確に設定していて、目標達成の道筋が見えやすい事
- 歩いて行ける距離にあるか、教室は綺麗か、指導は分かりやすいか、パソコンなど機種が新しいか。
口コミサイトなど第3者の意見は参考にしますか?
83%の人が口コミなど第三者の意見を参考にすると回答しています。
以上が、アンケート調査の結果となります。
上記のアンケートからパソコン教室は、アクセスと料金が最も重要視されています。
そして、それ以外で集客数を大きく左右するのが
- 地名+パソコン教室の検索結果で存在を知ってもらうこと
- 第三者の口コミ
といったことがわかりました。
実際の探し方が把握できたところで、次にインターネットを活用した集客で顧客数をアップさせるための、基本的な考え方について解説します。
これらをイメージしておくことで、より効率よく集客を行うことが出来ます。
WEB集客で大事な考え方「知名度と成約率」
改めて「お客様がパソコンを習いたいと思い立ってから→実際に習い始めるまで」の流れを確認したいと思います。本記事はWEB集客がメインですのでリアルでの集客ではなく、自分からインターネットを使って店舗を探すお客様の場合を想定して考えています。
①パソコンを習いたいと思う
↓
②「地名 パソコン教室」で検索など店舗を探す
↓
③公式サイトや口コミ、SNSなどを見て検討する
↓
④問い合わせなど
↓
⑤定期的に利用する
という流れが一般的です。
このような「必要だと思う→いろいろステップ→定期的に利用する」までの流れをファネル(ろうと、じょうご)と呼びます。
広く告知をしたうえで、ふるいにかけられた見込み顧客が、継続的な利用に向けて段々と少数になっていく流れを表しています。
パソコン教室の顧客の増加をファネルに表すと下記のようになります。
このファネルの、一番下の「成約=定期的に来てくれる人」の数を最も多くすることが、集客の目的になります。
「定期的に来てくれる人」を増やすには?
さて、それではどのようにして実際に来てくれる人の数を増やせばいいのでしょうか。
この「定期的に来てくれる人」の数は、
店舗の存在を知った人の数 × 入会率・定期利用率(%)になります。
つまり、
このファネルの上部の「店舗の存在を知りWEBサイトを見てくれる人」を増やすこと
と、集まった人ができるだけ脱落せずに最後まで残って「定期的に利用」してくれること
の2つの数値を改善することが必要です。
それらを改善することで、効率よく来客数をアップすることが出来ます。
上記の2つの観点から、それぞれやるべき施策を説明したいと思います。
「存在を知らしめる」知名度を上げるための施策
知名度をアップしてファネルの最初の部分を増やすことは「広告」の王道です。知名度を上げる方法としては、「リアル」と「デジタル」の両方からの施策が大切です。リアルとデジタルに力を入れる割合はターゲットとなる顧客の対象年齢によって変わります。
コストパフォーマンスから考えて、10代~40代がターゲットであれば「リアル2割:デジタル8割」、50代~60代前半がターゲットであれば「リアル5割:デジタル5割」、60代後半以上がターゲットであれば「リアル6割:デジタル4割」くらいが予算を割り振る目安になるかと思います。
60代以上は自分でインターネットを使って検索する機会は少なくなりますが、子供や孫が代わりに調べることが多いのでデジタルも大切です。
リアルで知名度を上げる施策
アンケート調査の結果によるとリアルで店舗の認知をしている人もまだまだいます。インターネットが普及した現代では費用対効果が高いとは言えませんが、できる範囲の施策は行っておいたほうがいいでしょう。
施策 | 成約確率 | 費用 | 効果 | 補足 |
---|---|---|---|---|
看板の設置 | 〇 | 高 | 〇 | 駅前やホーム内での看板は意外とみられていますが、月の費用がそこそこ掛かるのが難点 |
パンフレットの作成 | 〇 | 低 | △ | HPと連動させるためにQRコードを載せたパンフレットは作成しておきましょう |
近隣のエリアへのポスティング | 〇 | 低 | 〇 | 自分たちでやれば印刷費のみで確実に効果があります。リアルでは最も費用対効果の高い施策です |
新聞の折り込みチラシ | △ | 中 | △ | 新聞をとる人が減少しているため、昔よりは効果が減少 |
フリーペーパーへの掲載 | △ | 中 | △ | ターゲットによっては効果がありますが、効果測定が難しいのが難点 |
チラシ配り(ティッシュ配り) | △ | 中 | △ | ティッシュをつけないともらってもらうのはかなり難しいですが、ティッシュをつけると興味のない人に配布されてしまうのが難 |
ローカルテレビ | 〇 | 高 | ◎ | 費用は高いですが、信頼度大幅アップにつながります。まだまだテレビの力は健在です。 |
ローカルラジオ | 〇 | 中 | 〇 | 地域によっては効果あり。特に車社会の地域。都市部でも最近はradikoのおかげで一時期よりも復活 |
ポイント告知する対象が、ターゲットに一致しているほど成約確率は高くなります。逆に、不特定多数の人に広く知らしめると低くなります。成約確率が高くなる条件としては「家や職場からの距離が近い・興味を持っている・ターゲットの年齢層や性別に一致している」などが挙げられます。
エリアを絞りつつ、興味を持ってくれている人や、対象となる年齢性別の人にのみ告知のための予算を使うことが理想的ですが、リアル(非デジタル)では広告の出し分けが難しいため、エリアや時間帯くらいでしか絞り込むことができません。逆にデジタルでは最初から、興味のある人や、対象となる年齢性別の人にのみ広告を打つことが可能なので、無駄が少なく済みます。
そのため、下記のグラフにあるようにインターネット広告が増加し続けているのに対し、マスメディアや非デジタル広告が減少していく傾向にあります。
引用元:「2019 年 日本の広告費」https://www.dentsu.co.jp/news/release/pdf-cms/2020014-0311.pdf
次に、デジタルでの施策をご紹介します。
デジタルで知名度を上げる施策
アンケートでは「パソコン教室を探すとすれば、まず何でどのように探そうとしますか?」という質問に対し81%の人がネットで調べるという回答をしています。デジタルでの施策が来店数を左右すると言えるでしょう。
ほぼ無料でできるデジタル施策
デジタルでの施策で最も効果的なのは、公式HPを作成して「地名+pパソコン教室」の検索結果で、できるだけ上位表示を行うこと(いわゆるSEO対策)です。もし自社ページが上位に表示されなかったとしても、上位に表示されている「地域ごとのまとめサイトや口コミサイト」内に表示することでカバーすることが可能です。
自社HPが上位表示し、かつ「地域ごとのまとめサイトや口コミサイト」内でも上位表示していれば、その地域で最も集客することが出来ます。
施策 | 成約確率 | 費用 | 効果 | 補足 |
---|---|---|---|---|
公式ホームページ ★★★★ | ◎ | 制作費のみ | ◎ | WEBサイトがないと誰も見つけることが出来ないので必須。SEOやデザインのほかにアクセス・金額・先生の情報をわかりやすく記載することが重要 |
店舗検索サイト/口コミサイト無料掲載 ★★★ | ◎ | 無料 ※サイトによる | ◎ | アンケートにあるように第三者の意見をチェックする確率が非常に高いので、無料であれば掲載し、口コミを増やすと効果がある |
自社で運営する記事サイト(オウンドメディア)★★ | △ | 制作費のみ | ◎ | 長期的には効果が高い。公式HP内に設置することが多い。Wordpressなどを使うと運用が楽 |
SNS運用 ★★ | 〇 | 無料 | 〇 | ターゲットとなる顧客が利用しているSNSがあれば地道に運用すると効果が出る |
Youtube動画 ★ | 〇 | 無料 | 〇 | 作成しておくと色々なところに貼れて便利、ただ閲覧者が実際に来れる範囲に住んでいるとは限らないのがネック |
ブログ ★ | △ | 無料 | 〇 | 記事を書くなら「自社で運営する記事サイト(オウンドメディア)」のほうがあとあと資産になって得 |
※公式ホームページの制作コストは有料で数十万~数百万かかってしまうことが多いですが、必須なので店舗自体の建設・改築コストと同じようにオープンにかかる初期費用とみなして、今回はほぼ無料の枠に入れています。
パソコン教室のSEO対策の基本
※以下SEOについてよく分からないという人は青字の部分のみ読んで、1つ目と2つ目は飛ばしてください。
高度なSEOはいくらでもあるのですが、店舗の場合、上位表示したいキーワードが「エリア+ジャンル」と2語の組み合わせなので、1単語だけの激戦キーワードほどは難しくありません。下記の2つをしっかり対応するだけで確実に順位が上がります。(※単語数が多くなるほど検索する人が減るので原則として難易度が下がる)
1つ目:HP内に上位表示させたいキーワードを適切かつ十分に配置する
HP内には検索結果で上位表示したいキーワードを3~5個程度に絞って、それらのキーワードをある程度文字として入れる必要があります。例えば、「○○市 パソコン教室」で上位表示を行いたい場合は、不自然にならない範囲で、「○○市」と「パソコン教室」をサイト内で多めに記載する必要があります。
こちらでサイト内のキーワードの含有率をチェックすることが出来ます。ジャンルにもよりますが3%~5%くらいが無難ではないかと思います。(※関係ないという説もありますが、個人的には関係あると思います)
サイトタイトル(サイトの名前ではなく、HPのソースコードに記載している検索エンジン向けのタイトル)や見出し(H2、H3と呼ばれるもの)には、キーワードを十分に入れることが必須です。また各ページのタイトルは32字以内が無難です。10字くらいの短く端的なものより、しっかり32字使い切ったほうが有利です。各ページには「ディスクリプション(説明文)」という、このページはどんなページかという説明を記載できるのですが、この説明文も全ページ同じではなく、ちゃんと各ページの内容に応じてかき分けることが重要です。
もしWEB制作業者にホームページの作成や管理を依頼しているのであれば、下記の質問をしてみましょう。
- 何のキーワードで上位表示させようとしているか?
- 検索エンジン向けのサイトタイトルとディスクリプションは、各ページ違う内容になっておりキーワードが入っているか?
- H1、H2、H3があるか、またそれらにキーワードは入っているか?
2つ目:大規模サイトや小さくでも信頼のあるサイトからリンクしてもらう
検索エンジンの仕組みがこの世に生まれてから20年以上になりますが、誕生した瞬間から今まで、Googleが最も評価しているのが、他社からのリンクの質と量になります。
一般的な店舗のサイトであれば、10本くらいリンクがあればかなり有利になります。10本はリンクの数ではなく、サイトの数になるので注意してください。1つのサイトから100個のリンクをもらっても、あくまで1本として換算されます。
ただしどんなサイトでもいいわけではなく、できるだけGoogleが評価をしているサイト、つまり大規模なサイトや官公庁、学校関係、一定以上の規模の企業からリンクされることが重要です。
「ドメインパワーチェック」などで検索するとサイトのパワーを計測できるサイトがあります。パワーが高いサイトからリンクされるに越したことはないのですが、信頼のあるサイトかどうかはパワーに反映されていないので注意が必要です。また有料でリンクを買うことはGoogleが行わないように喚起しているので、おすすめできません。
さて、次に最も強力な集客方法である有料のデジタル広告の解説を行いたいと思います。SEO対策はどうしても時間がかかってしまい、一筋縄ではいかないので、すぐに結果のでるデジタル広告を積極的に利用していくことをお勧めします。
リアルの広告とは違い、月額数千円から広告が出せるので、小さくテストして効果を確認し、少しずつ最適化していくことが大切です。
有料でできるデジタル施策
有料の施策は様々な方法があります。簡単で効果的なのが当社でも扱っている「パソコン教室検索サイト/口コミサイト有料掲載」です。すでに興味を持っている人だけが集まってきているので成約率が高いのが特徴です。先ほども書きましたがSEOの上位表示が難しい場合にも有効です。
また上位表示しているうえでさらに、このようなサイトにも有料掲載することで、該当する地域でパソコン教室に興味のある人を最大限に集めることが可能です。
ただサイトによっては、あまり効果がないのに月額数万円のパッケージというサイトもたくさんあるので注意が必要です。
「Googe/Yahooリスティング広告」や「SNS広告」は大規模に運用すると大きな効果が期待できるのですが、ある程度の予算(月額数十万円~数百万円)を使いながらPDCAサイクルを回して最適化することが重要なので、経験のある運用経験者がいないと使いこなすのがなかなか難しいです。
施策 | 成約確率 | 費用 | 効果 | 補足 |
---|---|---|---|---|
店舗検索サイト/口コミサイト有料掲載 ★★★ | ◎ | 中 | ◎ | 興味のある人が集まってくるので成約率が高い。サイトによって料金体系がまちまちなので費用対効果をよく検討する必要あり |
Googe/Yahooリスティング広告 ★★★ | ◎ | 低~高 | ◎ | 最も利用されているWEB広告。検索するキーワードに一致した場合のみ広告がでる。設定・運用が難しく、間違えるとあっという間にお金が消える |
SNS広告 ★★★ | ◎ | 低~高 | ◎ | Instagram、Facebook、LINE、Twitterなどの広告。ターゲットが利用していれば効果あり。うまくいけば拡散してもらえる。料金は低めだが運用が難しい |
Youtube動画広告 ★★ | ◎ | 低~高 | ◎ | 最も伸びているWEB広告のひとつ。運用が難しいのと、突然宣伝を見せられるのでマイナスイメージを持つ人も |
アフィリエイト ★★ | ◎ | 中 | ◎ | ライターに自由に記事を書いてもらい、売れた場合だけ費用が発生する広告手法。ASPという業者に依頼する。記事の内容をコントロールできないのがデメリット |
ネイティブ広告 ★★ | ◎ | 高 | ◎ | 自然な形で、面白い記事などを通して商品を宣伝する手法。デメリットは費用が高いことと、広告であることを明記しないと問題になる場合があること |
純広告 ★ | △ | 高 | ◎ | 一番古いネット広告でリアルの広告に近い。バナーやテキストなど場所貸しの広告。全員に表示するので、効果のあるなしに限らず費用がかかってしまうのがデメリット |
以上が、存在を知ってもらう、知名度を上げるための施策でした。続いて、知ってもらったうえで、最終的に成約まで残る確率を上げるための施策をご紹介したいと思います。
「離脱者を減らして」成約率を上げるための施策
成約率は、何らかの形で興味を持ってくれて、自社の公式サイトを見てくれたお客様が、具体的なアクション(問い合わせ、予約など)をしてくれる率になります。
アンケートの調査結果をまとめると、下記のような項目で申込率が変動することがわかりました。
パソコン教室自体について
- アクセス・近さ 重要度:★★★★★
- 料金・コスパ 重要度:★★★★★
- 設備 重要度:★★★
第三者の意見
- 口コミ、評判 重要度:★★★★
またそれ以外にも、デザインによって申込率が大きく変わってくる場合があります。
サイトのデザイン
- WEBサイトの見やすさや雰囲気などの印象 重要度:★★★
- お問い合わせボタンの位置や数 重要度:★★★★
上記の項目をひとつずつ再度確認し、ターゲットとしているお客様が、自社のサービスについてどう感じるか確認しながら改善していくことで、成約率・売上をアップさせることが出来ます。
おまけ:40名に聞いた「こんなパソコン教室があれば行きたい!」と思うパソコン教室
地方・郊外・田舎(一般的に車が必要な生活圏)
- 24時間いつでも学べるオンラインパソコン教室があると行きたいです。
- オンラインでマンツーマン指導ができる
- カフェみたいに飲み物自由、時間がフリーランス、
- クリスマスはクリスマスカード作ったり、お正月は年賀状を作ったりと実務的なこと以外で地味に役立つことや季節のイベントを意識してくれる教室なら飽きずに楽しんで通えると思います。
- パソコンによって対応できるとこ
- ペット同伴でも通えるようなカフェ併設のパソコン教室
- 楽しんで通えるポイント制の教室
- 項目ごとに、ゴールが見えたら嬉しいです。ゴールが見えないのは辛いので。後田舎だからかもしれませんが、地産地消の地元のコーヒーなどを休憩時間に飲めたら嬉しいです。
- 今はオンラインの方が魅力的に見える。オンラインと対面両方を兼ね備えているパソコン教室ならいいかもしれない。
- 私の通っているところは個別学習でした。集団だと他人のペースに合わせないといけないので、個別学習が良いと思います。
- 自分の質問に丁寧に答えてくれるパソコン教室
- 自分の分からないところを丁寧に教えてくれる。
- 実際に見に行ってみて、中の様子が全くわからないのではなく少しでも様子がわかる教室なら安心できる
- 就職の支援までしてくれるパソコン教室があれば行きたいです。
- 修了後も質問を受け付けるアフターフォロー制度があれば行きたい。
- 少人数で細かく教えてくれる
- 上記と同じレベルに応じたコースがある。金額がチケット制など負担がない、退会料なし。
- 常に最新型のパソコンやタブレットが触れる。
- 新しいパソコンで色々なスキルを教えてくれるパソコン教室があれば行きたいです
- 先生がおもしろいとか、意訳がわきそうな先生がいるといいです。
- 無料で何度か体験ができたりワンツーマンで学ぶことができる、
都心周辺・地方都市
- 能力に応じて丁寧に指導して頂けること。生徒の目的・要望に臨機応変に対処していただければ嬉しいです。
- Javaで作る画像編集ツール、Javaで作る2Dゲームなど、最終的に受講者が自分でコードを書いてプログラムを完成させるような内容の講座があれば行きたいと思います。
- PCの操作を覚えるのに短期間にマスターできる教室。従来の教室の常識を超えた画期的なパソコン教室。予約の取れない教室。
- いつでも練習させてくれて、資格試験をしょっちゅう開催している教室
- スタッフの対応が受講者の目線に立ったパソコン教室であって欲しいと考えます。
- テキスト課題をまず自力でやってみて、講師がもっといい方法をレクチャーしてくれる。
- パソコンの基礎~応用はあるのですが少し、専門的な分野があれば行きたいですね。 プログラミング、動画編集、ブログ等
- プログラミングやマクロでゲームを作ってみるなど
- プログラミングを簡単に、楽しくお教えいただける、パソコン教室
- プログラムが豊富で、自分の行きたい時間に通える。
- マイクロソフトエッジ講座
- マンツーマンで、作りたいものを教えてくれる
- ゆっくりくつろげるコーヒースペースがあり、パソコン関係の雑誌は読み放題。ライティングなど仕事の案件が豊富にあり、仕事でわからないところは先生に相談できる。
- 実際にプログラミングを仕事として使っている人が働いているところ。
- 若い方から高齢者の方まで年齢層関係無しに使用出来るパソコン教室があったら伺いたいです。
- 授業以外で質問したいときにいつでも質問できる
- 動画サイト等で実際数字を稼いでいるクリエーター等が講師にいるなど。数か月に1回の開催だとしてもおそらくモチベーションかなり上がります。
- 同じことを何度聞いても丁寧に教えてくれる
- 分かるまで何度でも通ってOKの教室。また振替などがしやすい教室があれば良いと思います。
おまけ2:40名に聞いた「パソコン教室の広告(宣伝)で最も効果(影響)があると思うものを教えてください」
地方・郊外・田舎(一般的に車が必要な生活圏)
- SNSなどでの宣伝が効果があります。
- Twitter、YouTube、ブログ
- インスタの画像一枚で「何回コースで○円」と分かりやすく書いてあるもの。
- コースと時間数の目安や受講料の提示
- チラシを配っているのを見ました。近くにあることが分かりやすいので良いと思います。
- パンフレットがデザイン性はどうか、最近のものか
- ホームページやSNSを使った宣伝
- レベルに応じたコースがあること。(初級でなく中級。さらに中級でもランクがわかれている)
- わかりやすい指導と丁寧なフォロー
- 現役のWebデザイナーが講師のパソコン教室
- 最近気になるのはYouTubeです
- 資格を取得でき、月額料金が安い
- 資格取得実績多数などの表現
- 資格取得率○パーセントとか表示がある。
- 初心者でもわかりやすい。
- 初心者向け、上級者向けとその人のレベルにあった習い方ができる
- 親向けに「就職に有利!」「小学生歓迎!」のキャッチコピー
- 設問雑誌やホームページに広告を出した方が良いと思います
- 知人に聞くのが1番の近道かと考えています。信用が1番大切だと考えています。
- 年配の人でも通えるような雰囲気がでている広告
- 無料、学んだ後の就職先や仕事内容、1日のスケジュール、
都心周辺・地方都市
- 「この講座を受けるとこんなソフトウェアが作れるようになる」というような画像や見本が示され、自分も同じ技術を身に付けたいと思わされることです。
- 「親切に対応します」などの優しさの言葉
- インターネット 友人や家族の紹介
- お店の人から勧められると通いやすくなる
- グーグルの広告、ふと目につくのでクリックしてしまいそうです。
- テレワークにも必要なパソコンスキルを、一から学び直ししませんか
- ネットは探すのに苦労するときがある。電車等の広告は目につきます。
- プログラミング学習に力を入れています!という文字。
- 一か月分は無料などの特典。
- 駅から近いことかワンツーマン授業をしてくれること
- 解るまで懇切丁寧に指導いたします。
- 使用料金が低価格で年齢層関係無しに使用出来るパソコン教室です。
- 資格取得の内容と合格者の実績
- 実際の体験談や口コミが記載されているサイトに貼られているアフィリエイト広告
- 初心者も安心です。丁寧に指導します。など通いやすそうな雰囲気
- 親切・丁寧教えます。のうたい文句より説明会を開催してきている人に分かりやすく説明出来るかが一番だと思います。
- 数回無料で受講出来るなど
- 設備と講師。設備そのものが新しく、教え方が上手な講師がいますよ。
- 入会金がかからないなど、割引などの優待があると魅力的
まとめ
成約率を上げる活動は、集客数を上げるよりも効果が地味ですので、まずは集客数を上げることに注力すると良いかと思います、ある程度人が集まったうえで、離脱率を減らす努力を行うことで最大限の成約を得ることが出来ます。
インターネットを使った集客に関して、ご相談・ご依頼がある場合は下記からご相談いただければと思います。