子ども向けのプログラミング教室・プログラミングスクールの選び方
小学校のプログラミング必修化を受けて、プログラミングスクールを検討されている方も多いのではないでしょうか。一言にプログラミング教室と言っても、コース内容や身につくことも様々です。
今回の記事では、プログラミングスクールに通うメリットやデメリット、コースの種類や通学期間などをまとめました。
もくじ
そもそもプログラミングとは?
プログラミングとは、コンピューターに対する動きの指示書を作ることです。「前に歩く」という動きをさせたい場合、「右足を前に出す」「左足を前に出す」と順番に細かく動きを書き出す必要があります。この動きを書き出すことが、プログラミングです。
このプログラミングを、ゲームやアニメーション制作、WEB制作やロボット制作を通じて身につけていく教室がプログラミング教室です。
子ども(小学生、中学生、高校生)がプログラミングを学ぶメリット
必修化に対する対策以外に、プログラミング教室へ通うことのメリットは何があるのでしょうか?
▶ 論理的思考能力が身につく
プログラミングは、一つ一つ正確に順序立てて組み上げなければ、自分の意図したとおり動いてくれません。物事を正確に分解する必要があるので、論理的思考能力が身につきます。
▶ 作りたいものを実現でき、想像力が豊かになる
プログラミングを学ぶことで、今まで既に形となって買い与えられていたものを自身で作りだす感動に出会います。ゼロから自分で作り出せる環境におくことで、何を作ろうかな?という想像力が豊かになるでしょう。
▶ 忍耐力が身につく
プログラミングは、正確に順序立てをする必要があり、成功するまでに何度も失敗を重ねます。どうしてうまくいかないんだろう?と疑問を持ち、挑戦し続けるうちに忍耐力が身につくでしょう。
▶ 英語の苦手意識が払拭できる
プログラミングの言語は、英語で構成されます。プログラミングを行っていると自然と英語に触れるので、英語への苦手意識も払拭できるかもしれません。
▶ 就職に有利に働く
超AI時代に突入している現代、働くうえでパソコンやIT技術を使えるかどうかは非常に大きなポイントです。プログラミングの知識を社会人になって身につけるよりも、幼少期に遊びながらゲーム感覚で学ぶ方が、負担なく効率的に身につけることができるでしょう。
子ども(小学生、中学生、高校生)がプログラミングを学ぶデメリット
では、プログラミング教室へ通うことのデメリットは何があるのでしょうか?
▶ パソコンやタブレットの使用時間が長くなる
プログラミングは、主にパソコンやタブレットを使用して学習するので、使用時間はどうしても長くなりがちです。また、「遊びとしてのゲーム」なのか「学びとしてのゲーム」なのか線引きが非常に難しくなります。パソコンの長時間利用による体への負担も少なくないため、休憩時間を設けるなどコントロールが必要です。
▶ 遊びで終わってしまうケースもある
教材やパソコンが教室での貸し出しの場合、家で学習することが出来ません。週に1回~月に1回など頻度によっては、子どもの熱がさめてしまい結果として遊びだけで終わってしまうケースもあるようです。
▶ すぐに学習効果が出るわけではない
論理的思考能力を養うことはできますが、あくまで思考力を鍛える訓練なので、実際の学習結果にすぐ効果が出るわけではありません。学習塾とは違うことを、重々理解しておく必要があります。
子ども(小学生、中学生、高校生)向けのプログラミング教室は3パターンにわかれる
パターン①やりたいことが決まっていない子向け<初級編>
▶ コース
- 電子工学マイコンコース
- アプリ開発コース
- ゲーム開発コース
- Web制作コースなど
▶ 学べること
アプリやゲーム、Webサイトを制作していく、より専門性の高い本格的なプログラミング
各コースの特性をもとに、絵本やゲーム、ロボット制作を通してプログラミングとは何か?という基本的な概念を学びます。プログラミングに全く触れたことが無い子にも、興味を引き出す仕組みがたくさん盛り込まれており、低学年や未就学のお子様からも始めやすいものが多いです。
- 費用
約25,000円~(うち月謝:約10,000円) - 入会金
約10,000円 - 教材費
数千円~数万円
ロボットプログラミング教室は、ロボット代の追加初期費用がかかり、他のコースよりも費用が高くなりますのでご注意ください。
パターン②やりたいことが決まっている子向け<より専門的なプログラミング編>
▶ コース
- 電子工学マイコンコース
- アプリ開発コース
- ゲーム開発コース
- Web制作コースなど
▶ 学べること
アプリやゲーム、Webサイトを制作していく、より専門性の高い本格的なプログラミング
この分野では、Java scriptやC言語、コーディング技術も必要です。集中して作業を行うことが得意な子に向いているでしょう。
- 費用
約20,000円~(うち月謝:約10,000円) - 入会金相場
約10,000円 - 教材費相場
数千円
パターン③やりたいことを極めて自己表現をしたい子向け<IT表現のためのプログラミング編>
▶ コース
- 動画・音楽・グラフィック編集
- 3Dモデリングコース
- ゲーム開発コース
- Web制作コースなど
▶ 学べること
動画や音楽、グラフィック映像の編集技術、ゲームやWebサイトの制作、LINEスタンプ制作など
新しい技術を学ぶ力や、デザイン力が身につきます。アーティスト気質の子には特におすすめではないでしょうか。
- 費用
約20,000円~(うち月謝:約10,000円) - 入会金相場
約10,000円 - 教材費相場
数千円
子ども(小学生、中学生、高校生)向けのプログラミング教室の選び方のポイント
様々なプログラミング教室が開講されている中、何を基準に選択すればいいのでしょうか?教室を選ぶうえでのポイントをご紹介します。
▶ どれくらいの期間通学する?
プログラミング教室は、1週間という短いものから、2年3年と長期間設定されているコースもあります。
基本的には、3ヶ月~6ヶ月が主流です。通える期間を、入学前に考えておきましょう。
▶ 何歳から通える?対象年齢
対象年齢は、コース内容の何度によって決まっており、小学高学年~中学生から対象としているものもあります。子どもの年齢に合わせた教室を選択しましょう。
▶ 月に何回開催される?通学スケジュール
月に1回のものから週に2、3回開講されているものもあります。他のお稽古や授業のスケジュールと調整して、無理のないペースで通えるコースを選択しましょう。
▶ クラスの人数や教え方はどうか?
人数が多いコースは、それだけ先生との時間が短くなります。しかし、たくさんの友達と一緒に学ぶことで、楽しく通うことができるでしょう。友達と切磋琢磨しながら、素晴らしい作品を作り上げる子もいます。
一方で個別指導の教室では、わからないことをすぐに先生に聞くことができ、しっかりと知識を身につけられます。大勢の前では質問するのが苦手な子には、個別指導をおすすめします。子どもの特性に合わせた教室選びが大切です。
▶ 発表の場があるか?
制作したものを発表できる場があると、子どもはやる気を出します。ロボットプログラミング教室では、全国大会が開催されており、毎年熱い闘いが繰り広げられているのをご存じの方もいるのではないでしょうか。やる気や達成感は、何よりも子どもの可能性を伸ばすので、発表の場がある教室もおすすめです。
プログラミング教室は、コース内容や特性が幅広く、特にスクールの雰囲気はその場に行かないとわかりません。子どもにぴったりのスクール探しのためには、必ず複数のスクールの無料体験に参加してください。
お子様が楽しく通えるプログラミングスクールに出会えるといいですね。
オトコロドットコムでパソコン教室を検索する方法
オトコロドットコムでは、様々な条件で候補となるパソコン教室を手軽にピックアップすることができます。まず最初に、パソコン教室検索ページトップ にアクセスします。主に2つの方法で店舗一覧を表示することができます。 ① 都道府県 > 市区町村 > 駅 など絞込みをして一覧を表示させる方法 ② 検索窓口からピンポイントで住所や地名を入力して検索する方法
①おすすめ順やエリア内の全店が見たいなら「都道府県から絞込み」

②距離順で見たいなら「検索窓口から」住所や地名を入力して検索

