こんなことまで?動物病院で受けられるサービスについて(犬、猫、うさぎ、ハムスター)

動物病院は、ワクチンと病気のときだけ行く場所だと思っていませんか?実は病気以外でも動物病院にお願いすることでスムーズに出来ることは沢山あるのです。動物病院で受けられるサービスについていくつかご紹介します。

ライター紹介:こんどうなつき原因不明の難病に20年以上苦しみながらも、獣医師免許を取得。日本で唯一の「寝ながら獣医さん」として、執筆や講演活動などを行なっている。

シャンプー

シャンプーは自宅やトリミングサロンでするという方も多いと思いますが、時には動物病院でシャンプーをした方が良い場合もあります。動物病院でのシャンプーの利点と費用についてご説明します。

動物病院でシャンプーをする利点

病院を怖がらなくなる

動物病院の中にはトリミングサロンが併設されているところもあり、シャンプーが好きな犬の場合、動物病院が好きになることもあります。

病院を必要以上に怖がらなくなると、ワクチンや治療で受診するときにストレスなく連れて行くことが出来ます。

病気の早期発見に繋がる

動物病院でトリミングする場合、獣医師が最後に確認を行うので、皮膚病や腫瘍などを早期に見つけられることもあり、病気の早期発見、早期治療に繋がります

シャンプーの流れと費用

犬のシャンプーとトリミング

特に問題(皮膚のトラブルがある、暴れるなど)がない場合は、

  • ブラッシング
  • 爪切り
  • 肛門腺しぼり

などを行ったあと、シャンプー、ブローをします。

費用は、犬種によって差はあるものの、2000円から5000円程度です。
トリートメントやカットまで希望すると、5000円から10000円ほどかかります。

オプションとして、

  • 部分カット
  • ひげカット
  • 足裏のバリカン
  • 薬浴

などを設けている病院もあり、オプション1つにつき、500円ほどのところが多いようです。

猫のシャンプー

猫のシャンプーは、自宅では洗えないという理由で動物病院を利用する方が多いと思います。その場合、鎮静剤や麻酔をかけてシャンプーします。

暴れることで病院スタッフだけでなく、猫自身も怪我をする恐れがあるためです。

手術ほど深い麻酔はかけないので、手術のようなリスクを心配する必要はありませんが、疾患を持っている場合には麻酔が難しいこともあります。麻酔をかける場合は、事前に検査をし、健康状態に問題がないかチェックしてから行います。

費用としては、5000円~10000円程度です。

病院によっては、短毛と長毛で料金差があることもあるようです。鎮静剤や麻酔代は別途10000円くらいかかります。

治療や体調管理としてのシャンプー

シャンプー療法

犬のアトピー性皮膚炎やダニの寄生などによる皮膚炎が見られる場合、薬物治療と並行して、定期的にシャンプーをすることが必要となります。
シャンプー療法では、抗菌作用のあるシャンプーを使用します。これは、掻き傷からの細菌感染を防ぐためです。

シャンプー療法の費用

自宅でのシャンプー療法を指示される場合、薬用のシャンプー(200mlで3000円程度)を購入して、飼い主がシャンプーをします。病院に通院する場合は、薬浴を行うことがあります。薬浴の費用は1回あたり、500円から1000円程度です。

マイクロバブルと呼ばれる泡を発生させ、その中で入浴するという方法もあります。マイクロバブルには殺菌作用がありますが、泡が皮膚に付着した後はただの水に戻るため、安全性は高いです。

また、泡による血行促進効果も期待出来ます。マイクロバブル入浴は、1回2000円~3000円程度です。

シャンプー教室

動物病院がトリマー主催のシャンプー教室を開催していることがあります。

参加費は、無料~500円程度で、内容としては、皮膚のことやシャンプーの意義を勉強しながら、モデル犬を使ったデモンストレーションを行うのが一般的なようです。

毛玉カット

毛玉ができると、見た目が悪いだけでなく皮膚が引っ張られたり、毛玉部分の通気性が悪くなったりすることで皮膚炎を起こすことがあります。

皮膚炎になってしまうと長期間の治療が必要になることもあります。

毛玉が出来てしまった場合はなるべく早めにカットしてもらいましょう。少しの毛玉ならば、トリミング時に500円ほどで取り除いてもらうことができます。

毛玉が沢山出来てしまった場合にはバリカンで刈り取る必要があり、2000円~3000円ほどの追加料金がかかることもあります。

爪切り

ペットの爪切りは「暴れてなかなか切ることが出来ない」「どこまで切れば良いのか分からない」など苦労されている方も多いのではないでしょうか?

爪は伸びすぎると、神経や血管も同時に伸びてしまうので、痛がったり、出血したりすることもあります。ペットと飼い主双方の安全のために動物病院を利用するのも一つの方法です。

爪切りについての注意点を動物の種類ごとにご紹介します。費用は、どの動物も概ね500円から1000円程度のところが多いようです。診察やワクチン接種の際に無料で行っている病院もあります。

個体差はありますが、1ヶ月に1,2回を目安に切ると良いでしょう。

犬の爪は一般的に前脚が5本、後ろ脚が4本です(品種により、後足にも5~6本の指がある場合もあります)。

伸びすぎると巻き爪になって痛みが出たり、炎症が起きたりして、歩行に問題が起こる場合もあります。

猫の爪とぎは爪をとがらせておくために行うものです。古い爪は剥がれ落ちますが、なかなか短くはなりません。

猫自身が行う爪とぎだけだと爪がとがるので、飼い主が引っかかれたときに怪我をしやすくなってしまいます。また、伸びすぎると絨毯などに引っかかって爪が折れてしまうこともあります。

ウサギ

ウサギはとても繊細な動物です。性格的に神経質なことが多く、爪を切るために押さえつけられたことで驚いて暴れることがあります。押さえつけることで臓器にも負担がかかります

また、自分のキック力で骨折することもあるくらい、骨が弱いため、暴れると骨折する危険性があります。

しかし、爪が伸びた状態で放っておくのも、ケージなどに引っかかって骨折する原因になりかねません。うさぎを扱い慣れている病院で切ってもらいましょう。

ハムスター

ハムスターの指はとても小さいので、爪を切ろうとして指を切断してしまうことがあります。また、体が小さいので、少しの出血で貧血になってしまうこともあります。

ハムスターは夜行性なので、動物病院に行く際は、活動性が鈍る朝から昼頃の受診がおすすめです。

ハムスターを扱い慣れている病院だと、小動物専用の爪切りで切ってもらえて安心です。実際に診察していることがホームページや口コミからわかる病院が良いでしょう。

便秘解消のための指導

動物病院では、病気による便秘はもちろん、特に病気ではないケースについても、食餌療法や運動療法を行っています。

犬猫は何日目からが便秘?

明確な基準はありませんが、平均的な排便回数は1日1回以上で、2日以上排便がないと便秘だと言われています。年齢や体質、食餌によって異なるので、いつもと排便回数や便の状態に差がなく元気があれば問題ありません。

病院の早期受診が必要な場合

  • トイレでいきんでいるのに出ない
  • ぐったりしている
  • 吐く
  • 食欲不振

などの症状が見られた場合は動物病院を受診しましょう。

  • 甲状腺機能低下症
  • 会陰ヘルニア
  • 腫瘍
  • 前立腺肥大

などの疾患が原因の可能性があります。

病気でなくても気になるときには相談を

病気ではないと分かったけれど、便の状態や回数で気になることがある場合は動物病院に相談してみましょう。

  • 食物繊維不足
  • 運動不足
  • 高齢

などで便秘になることがあります。

その場合は食事療法、運動療法、便秘薬の処方などで改善を試みます。

食餌療法

一般的にダイエットフードと呼ばれるものには食物繊維が沢山含まれているので、便秘解消に効果的です。

ただし高齢や基礎疾患がある場合などにダイエットフードを使用すると充分に栄養を取れないこともあります。獣医師とよく相談しながら行うことが重要です。

運動療法

運動量を増やすことで、腸の動きが良くなり便秘が改善されることがあります。

自律神経のバランスを整える意味でも運動は大切です。

飲み薬

整腸剤や便を柔らかくする薬を処方してもらいます。

料金は薬の種類や体重にもよりますが、1週間3000円~5000円程度です。

歯周病ケア

動物の歯周病は人間と同様に、歯と歯茎の間の歯周ポケットに細菌が入り込むことによって起こります。歯石の中の細菌が原因となることから、歯石がつかないようにすること、ついてしまったら速やかに除去することが大切です。

動物病院では、自宅で出来るデンタルケア製品の購入から、歯石除去、歯周病の治療など歯のケア全般について相談することが出来ます。

日頃のデンタルケア

ペットのデンタルケア製品はインターネットでも販売されていますが、犬の場合、注意しなければならないのが、キシリトール中毒です。

人に比べ、犬はキシリトールの体への吸収が早く、インスリンが急激に分泌されることで低血糖を起こし、昏睡状態になることもあります。

動物病院おすすめの製品ならば安心して使用出来ます。

日常で行うデンタルケアとしては、歯磨きジェル、デンタルケアシートなどがあります。これらを使い、2日に1回くらい歯磨きすると歯石がつきにくくなります。

歯石除去

歯石がついてしまった場合は早めに動物病院で除去します。

麻酔なしでの歯石除去を謳っているサロンなどもありますが、動物が暴れて舌を怪我するなど事故があることが報告されています。

また、麻酔なしの場合、歯周ポケットを完全にきれいにすることは出来ず、歯周病が進んでいる場合の抜歯も出来ません。

麻酔については高齢の動物への影響などを心配する声もありますが、健康な動物であれば、麻酔をきちんとした上で歯石除去をする方が事故のリスクは低いと言えるでしょう。

歯石除去は麻酔をした場合、事前検査や麻酔も含めると2万円~3万円くらいかかります。抜歯をした場合は、これに加えて、1本あたり、5千円〜1万円程度の料金がかかることがあります。

しつけ指導

子犬の頃からのしつけは、飼い主とペットお互いの安全のために必要です。
動物病院のパピークラスは、3~6回で3000円から1万円と民間の訓練所に比べて安い傾向がありますが、動物行動学に基づいて、専門のスタッフが行うため安心です。

ユニークな診療科目

動物病院の中には、少しユニークな診療科やサービスがあります。内容をいくつかご紹介します。

行動診療科

動物の心療内科です。犬、猫、鳥などが対象です。

噛み癖や吠えの問題、ストレスによって体を舐めて毛が抜けてしまうなど、動物の困った行動を飼い主の話を聞いて、環境操作や薬物を使い改善していきます。

カウンセリングは1時間5000円前後、2週間に1回くらいの頻度で行います。一つの問題が改善するまでに2~3か月くらいかかります。

老犬介護・デイケア

介護が必要な老犬を対象に、

  • オムツ交換
  • 床ずれケア
  • 散歩
  • 体調管理

などを行います。
料金は、日中、1時間あたり1000円前後です。

漢方医療

西洋医学では治療の難しい難治性の皮膚炎など慢性疾患が対象です。病気の種類や程度によりますが、治療効果が現れるまでは概ね1ヶ月くらいかかります。

費用は1ヶ月1万円程度です。ハチミツやヨーグルトに混ぜて与えるのが一般的ですが、体に合った漢方薬を与えると動物が好んで飲む場合もあるようです。

治療

椎間板ヘルニアなど整形疾患に対して行われます。
老犬の歩行改善、関節痛などの痛みの緩和に有効です。週1,2日くらいの通院で、1回5000円前後かかります。

まとめ

動物病院のサービスは治療やワクチン以外にも沢山あります。

「こんなことで」と遠慮せず、ちょっとした困りごとの解決に利用してみてはいかがでしょうか?

普段から気軽に相談出来るかかりつけの動物病院を持っておくことで、いざという時にも安心して受診することが出来ます。

オトコロドットコムで動物病院を検索する方法

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店舗一覧は、検索した場所から近い順に表示されます。(店舗までの距離が表示されます)店舗は検索した地点から20km以内の店舗のみ表示されます。

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